WUSTHOFの包丁(8)
何度訪れても飽きない街がある。訪れる度に心躍る街がある。
僕にとって、その一つが浅草、合羽橋道具街だ。
南北に伸びるその道の左右や路地には、多くのプロが通う専門店が立ち並ぶ。
その一つの路地裏店で、これを見つけた。
WUSTHOFの包丁だ。
数多く並ぶ包丁の中で、一際、僕の目を惹いたオールステンレスの美しいフォルム。
僕はこの包丁をかれこれ8年ほど愛用している。
もちろん、手入れは欠かせない。常に研ぎ、切れ味は保っている。と同時に、小傷は増えていく。
しかし、その小傷が増える度に、それはまるで勲章のように、僕の調理の腕は上がっていっているように思えるのだ。
ある人がこんなことを言っていた。
「良い道具は人を育てる。代わりに悪い道具ではその面白味を感じる事も成長することもできない」と。
きっとこのWUSTHOFの包丁は、日々、僕を成長へと導いてくれているのではないか。
これからもずっと、この包丁と共に、料理を、そして人間的に成長できたら良いと思っている。
記事が面白いと思った方、ブログランキングに参加していますので、よろしければ、
ぽちっと押して下さい↓↓↓
にほんブログ村
スポンサーサイト