北欧ブームを考える(番外編)
先日、あるウェブマガジンの取材を受けました。
今回は、「北欧ブーム」について、日本と北欧の共通点を踏まえ、「過去」「現在」「未来」とそれぞれを分けつつ、またそれらが線上にどうあるのか、ということについてお話させていただきました。
ざっくりと、そのときの会話を書き出してみました。
過去とは?
カーツ『今まで先人が築きあげてきた、「歴史、伝統、文化」といった物で、例えば、嫁入り道具として桐のタンスを受け継ぐといったような、伝統的文化の継承が日本にも「過去」にはあった』
『そしてそれが、敗戦、高度経済成長期と進歩主義により、二度に渡って分断されてしまった』
現在とは?
カーツ『その「過去」を今、ある種、懐古的に日本人が求めているのが「現在」であって、それが形を変えて、似た文化であった北欧に魅力(シンパシー)を感じているのが北欧ブームという現象ではないか』
『しかし、それは本来ならば、「自国で賄う」べきであると思うのだが、残念ながら、二度の分断によって、匠や職人が激減した今、それを賄うのは自国だけでは不可能であり、グローバルな中で必然的に北欧が選ばれたのだろう』
未来とは?
カーツ『この現在の北欧ブームは、自国のそういった文化的な物が、復活しうる布石である可能性もあり、そう考えた時、北欧ブームには、日本の文化の、「過去と未来を繋ぐ接着剤」的な役割があるのではないか』
『そういう意味において、僕はこれをブームという一過性の物で終わらせず、きちっと未来に対し、「自国で」というところまで繋げることが重要だろうと考えている』
『そしてそれをどう子供たちに伝えていくかを、デザインパパカーツの活動の一環として提案していければと思っている』
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4月11日発売
「北欧の雑貨とインテリア」
学研パブリッシング
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