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design papaカーツの暮らしのいろは |

古いものは素晴らしい!(番外編)


新製品だとか、ニューバージョンだとか、そんな「新デザイン」なる物が巷で氾濫しているのを見れば見るほど、僕はうんざりしてしまう。


それは、「なぜ今までのデザインでは駄目だったのか?」「変える必要性がどこにあったのか?」という懐疑が根底にあるからだ。


正直、僕には「新しい=価値」であるというある種の洗脳が社会的に蔓延し、その本来は無いであろう本質的価値を、商業的に「新しい」でカモフラージュしているようにしか映らないのである。


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※イルマリ・タピオヴァーラ ピルッカスツール



これを進歩主義とでも呼ぶのだろうけど、そもそも相対的に見れば、現在生まれるデザインは、過去から積み上げられてきたデザインの、数十万分の一以下(もしくはそれ以下)でしかないはずだ。



そう考えると、本来良いデザインは、過去に多くあると考えるのが自然ではないだろうか。



懐古主義とまでは言わないが、古き良きデザインを発掘し、現代で生産するというのは、実は本質的に重要な意味を持つように思える。



しかし、残念ながら、我が国は戦後、そういった古き良き物やそれを継承してきた文化が分断されてしまった。



喩えるのならば、100年継ぎ足してきた鰻屋のタレが、バーニャカウダー風ソースやら、バジル風ソースやらにその形を変え、気が付いた時には、長年継ぎ足してきたタレは腐っていたわけだ。



もしも、それを復活させるには、過去のレシピを基にし、長い間を掛けて修復していくか、もしくは、そのタレに似た味の店を見つけ、そこからお裾分けをして貰うかのどちらかしかないのではないか。


前者は、正直時間も掛かるし、なかなか難しい面もある。



しかし後者ならどうだろうか?フィンランドに代表されるように、北欧にはまだまだ「長年継ぎ足してきたタレ」が存在する。


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※アルヴァ・アアルト スツール60



アルヴァ・アアルトに代表されるように、フィンランドでは古き良き物を発掘し、また大事に保持し、今なお人々の暮らしの中に溶け込んでいるのだ。


言い換えれば、日本で失われた古き良き物を大事にしていく文化は、確実にフィンランド(北欧)でその精神と共に継承されていたわけだ。



もしも我が国のそういった古き良き物を復古させるきっかけがあるとすれば、フィンランド(北欧)の力を借りるしかない、そして、その良さを皆さんに知って頂くしかないと僕は考えたのだ。



アルヴァ・アアルトのデザインは、今もアルテックから数多く販売されている。


もちろん、ヴィンテージなら尚更いい。



初めは一つだけでも良いと思う。




そんな古き良き物を掘り起こし、今の暮らしの中に取り入れてみてはどうだろうか。



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※イルマリ・タピオヴァーラ ドムスチェア



そしてそれは、新しい物から、古き良き物へと、価値観の転換に繋がるのではないか、当然、その先には、日本固有の100年継ぎ足してきたタレの復活があるのではないか、そう僕は信じているのだ。


少し思想的な話になってしまったけれど、そういう価値観を未来に繋げていくことこそ、僕らが今出来る事ではないかと思っている。


※写真は全てアルテック社から販売中の商品です。


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「北欧雑貨&インテリアの取材」(番外編)



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