「OJIKO WIRE WORKS」森永よし子さんのJフック(52)
一時期、まな板作りにハマってしまい、作りすぎた?結果、キッチンの横の壁を占領することになったのだが、その、まな板を引っ掛ける肝心のフックについては、正直、何も考えず、初めはただネジを打ち込んだだけだった。
もちろん、それは到底、納得できるものではなかったのだが、そのときは、まな板にばかり気がいっていて、今すぐ気に入るフックを探そうという余裕もなった。
それからしばらくして、スタッフの紹介で、とある北欧、作家系のセレクト雑貨のお店で目にしたのが、「OJIKO WIRE WORKS」の森永よし子さんのJフックだった。
不格好というと失礼だが、決して繊細にデザインされたとが思えない、手作り感満載のアルミフック。
僕はそれを見て、その一つ一つ違う形も、その不格好さも、どこか愛らしくて憎めなくなった。
現代のプロダクトデザインの多く(ほぼ全部)は、工業生産品だ。
これは僕が愛するモダンデザインの真髄でもあるのだが、そこには一つ、欠けているものがあるように思えていた。
その欠けている部分こそ、この森永よし子さんの作ったJフックにはあった気がしたのだ。
言葉ではっきりと言い表すことのできない何か、たぶん、温もりだとか素朴さだとか、そういう言葉だけでは物足りない何かが、この小さなフックに詰まっていたのかもしれない。
僕はそれを大量に買い込み(店の在庫全部)早速、壁に取り付けてみた。
モダンデザインで統一された我が家に、ふと間違いで咲いてしまった野花のように、ちょっと浮いてるJフック。
モダンデザイン=カーツみたいなイメージを抱かれているけれど、こういう感じ、僕は結構好きなのだ。
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