FC2ブログ
にほんブログ村 インテリアブログ ミッドセンチュリーインテリアへ
にほんブログ村

design papaカーツの暮らしのいろは |

イルマリ・タピオヴァーラのドムスチェア(51)


DSC0006311.jpg


2年ほど、探していたヴィンテージの椅子がある。その椅子は10年ほど前まではさほど入手が難しいものではなかったらしい。


しかし、北欧ブームや、世界的なヴィンテージ人気によって数は激減し、そのときには既に希少な椅子となっていたのだ。


またヴィンテージは状態も様々だ。当然、わざわざ長い間探しているのだから、状態の良い物が欲しい、そう思うと尚更出てこなければ値段も張る。


しかし、この探している間というのも、実は結構、僕は好きだったりする。


恋愛に発展する寸前のわくわく感とでも言えばよいのか、そんなときめきを覚えるのだ。



そしてそれが見つかったという一報を聞いたときは、これまた恋愛に喩えるなら、告白してOKが出た時の、あの瞬間と似た感動がある。



domusu7.jpg




そして、このイルマリ・タピオヴァーラのドムスチェアこそ、その探し求めていた椅子だ。



アルヴァ・アアルトと並び、フィンランドの巨匠であるイルマリ・タピオヴァーラ。



その彼がイタリアにあるドムスアカデミーというデザイン学校のために設計したこの椅子は、長時間の使用に耐えうる強度と、体勢を色々と変えたとしても、どの角度でも違和感なく使用できる多様性を兼ね揃えている。



またヴィンテージのドムスチェアは、小さく遠慮がちに張り出したアームと、座面下に穴が開いており、そこに棒を通し、隣の椅子と連結できたりもする。



DSC06368.jpg



これも教室に多くの椅子が並んだときに整然とし、美しく見えるという彼なりの配慮だ。



アアルトが大局的でシンプルなデザインであるのに対し、イルマリは、そういう細やかな気遣いやディティールの詰め方が非常に上手いデザイナーなのだ。


それは時に女性的で、時に力強い男性と、その作品によって、様々な表情をみせてくれる。


そんな彼の作品の中でも、このドムスチェアはやはり男らしさだろうか。


ただその中にもイルマリ独自の繊細さが詰まっていて、見る所によっては女性らしさもあったりする。


このように多様性と多面性を持ち合わせた椅子は、数多い名作椅子の中でも、稀な存在だ。(それだけに僕のコレクター心をくすぐってしまうわけだが)


DSC0006411.jpg


さらにこのドムスチェア、デッドストックとまでは言わないが、非常に状態がいい。これ、業界用語では、「育ちが良い」というのだが、これも良いヴィンテージの必至条件。



こういう育ちの良い名作椅子は、年月が経っても、決して価値が下がらないのだ。それだけにインテリアとして消費するだけではなく、現物資産という投資要素もあったりする。



そんな育ちの良い椅子はなかなか巡り会うものではないけれど、そういう出会いを強く求めていれば、いつかはきっと出会えるものだ。



それはまるで最高の伴侶との出会いのように・・・・・・なんてたまにはそんな気障なことを言って締めくくりたいと思う。





記事が「イイネ!」と思った方、
ブログランキングに参加していますので、よろしければ、
ぽちっと下のバナーを押して下さい↓↓↓大変励みになります♫
にほんブログ村 インテリアブログ 北欧インテリアへ
にほんブログ村



cover with earthのスタッフブログ
カバーウィズアースブログへ



他の方のインテリアブログに飛べます↓↓↓
にほんブログ村 インテリアブログへ


スポンサーサイト



Category : 家具
Posted by デザインパパ カーツ on  | 0 comments  0 trackback

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://desinpapa.blog.fc2.com/tb.php/51-9ea20c08
該当の記事は見つかりませんでした。