ルイス・ポールセンのアーティーチョーク(46)
過去に二度ほど大規模な店内の改装を行ってきた。
その二度目は若手で新進気鋭の建築家、筒井紀博氏に設計を依頼したのだが、そのときに店の顔になるようなインパクトのある照明を付けたいとの要望があった。
僕は出来上がった素案の設計図とにらめっこしながら、その照明のイメージを膨らませていった。
そしてそんな中、僕を最も惹き付けたのがこのルイス・ポールセンのアーティーチョークだった。
25人の職人たちで一つを組み上げるという、膨大な手間のかかったアーティーチョークは高級感も存在感も申し分ない。
しかし、新品でこれを買えば、それこそ軽自動車を買えてしまうほどの値段だ。
当時は他にも改装費がかさみ、さすがにそれだけのお金を出す余裕は無く、断念しかけたときだった。
偶然にも、友人である北欧家具taloの山口氏が、中古でこれをデンマークから仕入れてきたという情報が飛び込んできたのだ。
僕は早速値段交渉。
山口氏は友人の店の改装祝いということもあり、僕の言い値で快く譲ってくれることとなった。
まさに偶然とも必然とも取れるような出会いがそこにあったのだ。
そして今では光の彫刻とも称されるこの芸術的照明が、昼も夜も僕らを俯瞰しながら照らし出してくれている。
そんな贅沢を日々味わえる事に感謝すると同時に、今回の出会いのように、ヴィンテージや中古家具の世界は、その時々の一期一会があったりするから面白いとも思うのだ。
今後、他にどんな出会いが待ち受けているのか、僕は愉しみで仕方がない。
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