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お金>物?



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ビンテージ家具を売っていていつも思うことがあります。



それは、世の中一般的に、やけに物よりも、お金の比重が重いな、ということです。



そこでなぜそうなったのか、昔はどうだったのか、というのを考えてみました。




まず、現代社会と過去(昔)とを比較したとき、やはり、過去の方が明らかにお金よりも物の価値が高く、それは歴史をさかのぼるほど顕著になっているように思います。



では、なぜ昔はお金よりも物の比重が重かったのでしょうか。




一つに、昔は、農家など、物を直接的に生産する人が多く、お金よりも、むしろ何を生産しているか、に価値基準が置かれていたからではないでしょうか。




例えば、お金がなくとも、交換財として、お米や野菜や魚などを生産していれば、それらと物物交換が可能なわけです。



また、それは物資が不足した状態であればあるほど、お金より、物の方が価値が高まる傾向にあったと思われます。



しかし現代社会において、物は合理的、技術的に大量生産が可能となり、物が溢れかえった結果(供給過多)、相対的にお金の価値が上がったとのではないかと推測できます。



また、その結果、直接生産(一次産業的な)に関わる人が激減し、その代わり、金融、サービスなど、直接生産ではない産業(仕事)が増え、いわゆるサラリーマンが社会の大多数を占めるようになりました。



そうなると、直接的な交換財を持たない彼らは、その代替として、お金を【交換財】として使うようになります。



本来、お金とは借用書(負債)です。



例えば、農家さんが、魚を欲しいと思った時、お米がまだ出来ていない場合もあるでしょう。



そうした場合、来月にはお米が収穫できるので、それまでこの借用書を渡すので、代わりにお魚を譲ってもらえませんか?と将来渡す予定の交換財の代替として、負債を発行するというのがお金の原理です。



しかしサラリーマンはどうでしょう?その将来渡す直接的な交換財を持ち合わせていないことが多いでしょう。




そうなると、その負債(お金)自体を得ることに比重を置かざるを得なくなるというわけです。




またサラリーマンは農家と違い、定年があります。老後はその負債(お金)自体も得る機会が激減するのです。



なので将来交換したい物を手に入れるためには、その時に必要な分の負債(お金)を取っておく必要に迫られます。


ということで、余計にお金に比重を置かざるを得ない状況に陥ります。


逆に、直接的な交換財を持ち合わせていれば、今、お金が無くとも、その交換財によって、負債(お金)を得たり物を得たりすることが可能なので、生きていくことには困らないでしょう。


なので、過度に負債(お金)に比重を置く必要に迫られない状況となります。



昔は、こういった状況の人々が多かったからこそ、今よりも、お金の比重が重くなかったのかもしれませんね。



それに現代においても、お金持ちかどうかより、直接交換財を持っているかどうかで、お金に執着するかしないかが変わってきているように感じます。



これらの話は、現代における、大都市化や合理化、金融の発達の弊害とも言えるような気がしますが、やはり【本物】は人を成長させ、その人自体を【交換財】にさせ、生活(お金)の不安を和らげてくれるものだと僕は確信しています。



逆に、過度にお金に比重が置かれることは、むしろ際限のない欲望と、不安に苛まれるだけなのではないか、とも思っています。




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