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design papaカーツの暮らしのいろは |

バルナックライカ(32)


僕の中では、泊まりたくとも泊まらない宿があったり、欲しくとも買わない物があったりする。


それはもちろん、金銭的なものが原因ではない(そういうものも無きにしも非ず)


要は、ワタクシ如きが、「お・そ・れ・お・お・く・も」(文字あまりはご愛嬌)という事なのだ。


そしてこのカメラもそんな中の一つだった。


DSC05989.jpg


ドイツが生んだ名機、ライカの初期型、バルナックライカだ。


僕はこのライカを、嫁と一緒に銀座の三共カメラに何度も足を運んでは、その高貴さと美しさにただただ見惚れ、顔を緩めているだけだった。


そんなある日、いつもは黙っていた店主から、唐突に声がかかった。


「そんなに気に入ってるなら買えば良いんじゃないですか?」と。



そのとき、僕は「僕なんかが恐れ多くもライカなんか持てないですよ」そう当然のように答えたのだ。



しかし、その時の店主が返した言葉で僕はこのバルナックライカを買う決心をした。


店主は「恐れ多いかどうか、それは君が使ってみて初めてわかることだと思うよ」と。



確かにそれは営業トークだったのかもしれない。それでも僕の心はその言葉で一変した。



店主が言うように、その「恐れ多くも」も使って初めてその深意がわかることもある。



眺めているだけでは、決してわからない奥深さを知った後の、「恐れ多くも」こそ本当の意味での「恐れ多くも」なのではないかと思ったわけだ。



それから僕はその深さを知るために、このバルナックライカで夢中になって写真を撮った。



しかし、使えば使うほど奥深すぎてわからなくなる。



やはり当初抱いていた「恐れ多くも」の術中に見事、はまってしまったわけだ。



結果、今ではこのバルナックライカは、「恐れ多くも」神棚の上(大げさだが)で拝んでいるだけの存在になってしまった。



それでもいつか、このライカが僕にとって、「恐れ多くない」存在になったとき、もう一度、このライカを首にぶら下げ、街に繰り出したいと思っている。







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Category : 小物
Posted by デザインパパ カーツ on  | 0 comments  0 trackback

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