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モダニズムの考察



一般的にモダンと言えば、モード(流行)とモデル(型)から生まれた造語です。



要するに、流行に乗せ、モデル化したものを大量に社会に流通させる、というイデオロギーこそ、モダニズムという解釈でしょうか。




1930年代初頭から始まったモダニズムは、1950年代にそのピークを迎え、その後、ポストモダンへとつながっていく、という系譜を鑑みれば、確かに流行的要素があった、とも言えます。




しかしながら、その当時に生まれたモダンデザインの多くは、一過性の流行という枠を超え、半世紀以上経った今もなお、そのデザイン性が高く評価されています。




また、次へと続くはずのポストモダンは頓挫し、それに代わるモダニズムを超えるものは今のところ生まれてくる気配はありません。




むしろ、多くの現代デザインが、モダニズム期に誕生したデザインのデフォルメやリデザインに留まっているようにさえ思えます。




ではなぜ、モダニズムという一過性のはずのものが、これほど長く人々の生活にとけ込むことになったのでしょうか。




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それにはさらなる深い考察が必要でしょうが、少なくとも、結果から導けば、モダニズムはモダニズムではなく、【普遍的モダニズム】であった可能性が高い、ということは事実のようです。




この普遍性を、当時のデザイナーや建築家が意図していたか否かは、それぞれの見解の相違はあるでしょうが、今なお評価されているデザイナーの多くは、その普遍性を少なからず意識していたのでしょう。




例えば、当時のデザインには機能主義や人間工学などに基づく考察もなされていましたし、現在だけではなく、未来というものも視野に入れながらの設計もなされていたように思えます。




要するに、モダニズムという言葉自体は、一過性という意味あいであったものの、その中で生まれたデザインは、本来の言葉の意味を、当時の優秀なデザイナーたちの手によって、超えてしまったということなのではないでしょうか。




結果的に、モダニズムは”モダニズム”を否定していた、というある意味、滑稽とも取れますが、そのデザインの多くが現代に残され、評価されているということは、当時のデザイナーにとっての本望であったのではないかと思います。




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