追悼
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「言論は虚しい」というかつて、福田恆存が述べた言葉を残し、2018年、1月21日、思想家、西部邁先生が、多摩川に入水し、自死致しました。
本来、インテリアを中心とした当ブログで書く内容では、ないのかもしれません。
しかしながら、僕の思想に多大なる影響を与えたという意味において、インテリアだけにとどまらず、大局的観点に則り、また追悼の意も込め、書かせていただきます。
西部邁先生を初めて知ったのは、およそ10年ほど前だったでしょうか。【西部邁ゼミナール】という、TOKYO MXが手掛けた番組でした。
初めて、その番組を拝見させていただいたときの衝撃は、未だに忘れることのできないほどでした。
とりあえず、西部先生が、何をいわんとしているのか、当時の僕は全く理解できなかったのです。
「人間は言語交換の生き物」にも関わらず、その意味がわからない。しかし、わからなくとも、その深さというものが、とてつもないということだけは漠然と理解致しました。
それからというもの、何度も同じ講演を聞き続け、毎週、番組を聞き続け、著書も読みあさりました。
それは僕にとって、自らの芯を、軸を作っていく作業だったと思います。
物事の本質とは何なのか、本物とは何か、歴史とは政治とは、慣習とは、大衆とは何なのか等、僕は西部邁先生から多大な教えをいただきました。
また、彼の、【integrity】<一貫性><誠実さ>、生き様、死に様、格好良さ、潔さは、人として、心から尊敬できるものでした。
「最期は自死を選ぶ」生前から西部先生はよくそうおっしゃっていました。
その言葉通り、最期は潔く自死をお選びになったのでしょう。
もちろん、社会的に、自死については賛否あるかもしれません。
しかし、ショーペン・ハウエルが、【自殺について】の論文の中で「自死は、人に与えられた最大の権利である」と述べたように、死は個人の最期の自由と権利であり、唯一、死をコントロールする手段であると思います。
また、誰がなんと言おうと、僕は、西部邁先生らしい最期であったと、確信しています。
今まで、本当に多くの学びを与えてくれた西部邁先生に、心からご冥福をお祈りいたします。
そして、本当に、ありがとうございました。
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