育ちの違い(アルヴァ・アアルト編)
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ビンテージ家具用語と言いましょうか、「育ち」というのは、この世界では、とても重要なポイントなのです。
その家具が、どのような経緯で、また、どのような環境で使われて来たか、それによって家具の表情はまるで違うものになるからです。
例えばこの2脚のアアルトのスツール60。

年代は50年代前半と、ほぼ一緒ですが、左側の60は、決して家庭環境には恵まれてはおらず、学歴も中卒。
しかし、その後、泥にまみれで一生懸命働き、今では土建屋の棟梁になり、多くの弟子を抱えている。
また、家庭では決して美人ではないけれど、気だてのいい嫁さんがいる、そんな感じでしょうか。
一方、右側の60は、家庭環境に恵まれ、一流大学、一流企業と進み、今では営業部長。品がよく、体裁が整っているけれど、実は、夫婦関係は冷めきっている、そんな感じがします(笑)

もちろん、どのような人生(家具生か?)を歩んで来たものが好きなのか、というのは個人の好みの問題です。
しかし、それぞれに育って来たなりの良さというべき味があるのです。
ただ、個人的には、行き過ぎた品のなさ(育ちの悪さ)や、逆に行き過ぎた綺麗さというのは好みではありません。

「可愛い子には旅をさせろ」というのと「貧すれば鈍する」ということわざがあるように、可愛がりすぎれば過保護になりますし、あまりにも貧すれば、それもまた魅力が失われてしまうものなのです。
なんだか、家具の育ちと子育てって似ていませんかね?笑
また、自分の好みの育ちをしたビンテージ家具を選ぶのか、はたまた、新品の家具を自分の好みに育てるのか、それもまた家具の面白みというか、醍醐味ですね。
ビンテージ家具の育ちは子育て?!と思った方は、
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