アルヴァ・アアルトのA110(116)
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3年前に始めたデザインパパブログですが、今回でなんと200回目となります。
まあ、「継続は力なり」と言いますが、こうして発信していくことで、自分自身も少しは成長できたのかな、とも思っている次第です。
さて、記念すべき200回目に紹介するのは、アルヴァ・アアルトが設計したフィンランド国民年金協会で使うためにデザインされた照明、A110です。

二つの筒が折り重なるだけという何ともシンプルなデザインですが、実はどんなデザインでも、シンプルなほど、素材、構造、ディティールと、より高度なものを求められてしまいます。
むしろ、そこが出来ていなければ、安っぽいデザインとなってしまうのです。
そういう意味において、このA110は、そのどれもが高い完成度で仕上げられています。
素材は真鍮、構造は光が上下から程よく漏れるように設計され、下部のディティールは繊細かつ柔らかな美しささえあります。

無骨でありながら、柔らかい表情を見せる照明は、数ある中でもそうそうあるものではありません。
また、写真のA110は、下部の筒の塗装が長年の使用(熱)によって剥がれ落ち、真鍮がむき出しになっています。
しかし、その経年変化もまた、個性となってしまうのがアアルトデザインの魅力ではないでしょうか。

以前にも書きましたが、アアルトデザイン独特の余白こそが、数十年経った後、このような表情を新たに生み出すのです。
シンプルで飾らない美しさ、こういったものこそ、孫の代まで残したい、そう思えるデザインですね。
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