収納は少ない方が良い(前編)
「世論の逆がおおむね正しい」というのは、西部邁先生の本のタイトルだけど、実際、政治経済に限らす、この考えって結構、様々なことに当てはまるもの。
僕の持論である「収納は少ない方が良い」というのも、実際、世の中とは真逆。収納は多ければ多いほど良いというのが世の大勢ではないだろうか。
建築系のTV番組でも、階段の下は当然のこと、床下収納に屋根裏収納、少しでも隙間があれば収納収納のオンパレード。建築番組なのか、収納推進番組なのかわからなくなるほど。(日本の土地事情もあるのだろうけど)
正直、どれだけ家の中にガラクタ詰め込む気ですか?と、こちらは画面相手に少々呆れ笑い。
そんなワタクシ、建築家さんが、当然の如く付けようとしたリビングの収納に対し、「うちの居間には、収納は必要ねー!」とまでは強気に言わなかったものの、やんわり拒否した身。
それだけに、こちらもそれなりの根拠というべき持論があって「収納は少ない方が良い!」と言っているわけで、ただ単に反骨心で言っているわけでもないのですよ。(まったくないとは言いませぬが)
さてその持論1。
【収納を増やせば増やすほど、いらない物が増える】
人間一人が生活するのに必要なものなど、実際は大してないはず。にも関わらず収納があればあるだけ、これもあれもと物を抱え込んでしまうのもまた、人間のサガ。
電化製品を買えば、その箱は「売るときに箱があった方がいい」などと取って置き(まずそのときには二束三文になっているか、壊れているかのどちらか)、エルメスやプラダのブランド袋や箱は、いざという時にと言って、仕舞っておくのだけど、そのいざというときが来る前に、また次の袋や箱(当然中身のバックも)がやってくる。
挙げ句の果てには、何をどこに、どれだけ持っているかすら把握できず、収納の奥はカオス状態。
まだまだ上げればキリが無いけれど、ここらで少しは「物について」考えませんかね?戦後日本民族様。
さて、話を戻せば、新居に引っ越し、収納を満足に取って、これで少しは余裕が生まれた!などと言っている方の3年後、たいてい、その収納を余らしていた試しが無い。
要するに、そのキャパに応じて物を増やしてしまっているだけということ。
だったら元の収納量でも良かったのでは?と思うのはワタクシだけだろうか?
これ、整理整頓する前に、まずは入れ物(収納)増やしましょう、というのは、ちょっと違うのではないか、という話。
さてさて、まだまだ続く!「収納は少ない方が良い」(後編)へ!乞うご期待。
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