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design papaカーツの暮らしのいろは |

家具は家ではなく、人に付いてくるもの



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「いい椅子入ってきましたぜ兄貴!どうっすか?お一つ」と八百屋のノリでは決して勧めないけれど、まあ、そんな感じで椅子を紹介すると、大抵、こんな定形文が返ってくる。




「もう少し広い部屋に引っ越したらね」「家を新築したらね」



要するに、家具は引っ越しを機に購入するものという感覚なのだろう。



しかしちょいと待て!



そもそも引っ越しをする度に家具を買い替えるのですか?と椅子マニアのワタクシ、首を捻るわけで。




だとすると、家具よりも家の方が長くもつ、【家具<家】という図式になる。まあ、これ一見正しそうに感じるのだけど、ちょいと待て!




そもそも実家からようやく独り立ちしましたと20歳前後で、6畳一間のアパート暮らしに始まり、30歳手前で、収入も増えて来たし、もう少し広い部屋で女の子を呼べるようなモダンな暮らしがしたいと引っ越した6畳二間にキッチンがついた2K。




そこで彼女を連れ込み、気がつけば同棲生活で「ちょっとテズマだな」と思った矢先に彼女が妊娠!




さあ大変と心乱れるも、現実は待ってくれず、おぎゃーと新たな肉体が一つ増える。




そうなると、さすがに、ここでは無理だから2DKのマンションにでも引っ越そう!となる。




さらに、そこで乳飲み子を抱えて、嫁さんがもう一人妊娠。



母は強しとばかりに、「ねえアンタ!隣の〇〇さんちも、家を買ったわよ!うちも二人目産まれるんだから!」と今まで会社ですら感じた事の無い、凄まじいプレッシャーを掛けられる。




まあ、旦那も旦那で、自分の物にならない賃貸マンションで家賃を払い続けるくらいなら、同じ額で、小さくても自分の城をと考え、自分を無理矢理納得させるときた。




で、土地探しを始めると、まあ、何でもかんでも「建築条件付き」。



はて建築条件付きってなんぞや?と首を傾げる。まあ、これ不動産屋と工務店が合体もしくは談合しているもので、「土地は安くしまっせ〜。そんかし、うちの指定の工務店で建ててくださいね〜」というやつ。



まあ、それでも一から自分たちで造る注文住宅と言われれば悪い気はしない。



しかし、始まってみれば注文付ければ付けるほど、お金の問題が生じてくる。



工務店側も面倒なことはしたくないので「こちらかこちらのどちらかでしたら安くできますよ」と誘導尋問。



もはやド素人の施主としては、その意見に従うのみ。気がつけば注文住宅どころが、誘導住宅ならぬ、建て売りに毛が生えた家が完成する。




それでも一国一城の主だ!という自己満足は、固定資産税の納付書が届くまで。



さらに、サッシの締まりが悪いだの、造り付けの棚の立て付けが悪いだの、ガスレンジの調子がおかしいだので、問題多発。




これまだ保障が利けば良いものの、数年もすればすべて実費で負担ときたものだ。



また10年はノーメンテナンスですよと言われたはずの壁はコーキングが剥げ、雨漏れで苔が生える始末。




それ放置すれば、最悪、カビやシロアリだらけということもあり得ますよと、塗装屋の営業マンに言われ、やむなく塗装とコーキングのやり直し。




どう考えても、賃貸マンションとは比較にならないほどの出費の連続。そして極めつけはローン35年!




まあ、これが現実なのだとまたもや無理に自分を納得させ、毎晩残業に母ちゃん朝から晩までパート。



もはや身も心も「家」に捧げ、その結果、暮らしと部屋はひっちゃかめっちゃか。




それでも忍び難きを忍び、堪え難きを耐え、娘や息子を独り立ちさせ、ローンも返し終わったと思ったら、家は見るも無惨な姿に。



と同じ時期に、息子か娘が結婚報告。(大抵、孫もお腹にいる)



さて、家も古くなったし、子供たちも少しはお金を払うよと言うものだから、孫可愛さもあいまって、オヤジはもうこれが終の住処と奮起し、二世帯住宅をおっ建てる。




さてここまで何回引っ越したかと言えば、5回ですよ5回。



独り立ちしてから死ぬまでで換算すれば、約12年に1度は引っ越し。



さて、その度に家具を買い替えるとなれば、それなりの出費になるのは当然のこと。



ローンもあれば子どもの教育費もあるものだから、そんな所にお金など掛けて入られない!ということで、某安売り家具チェーン店か、某北欧風の支那製家具を買って来て、しこしこ自分で組み立てるか、子どもの落書きで汚くなったタンスを渋々使うかのどちらか。




当然、そんなものは数年もすれば劣化も激しく、使い物にならなくなる。




と、そんな現実を目の当たりにすれば、【家具は家につくもの】という考えに陥るのも仕方あるまい。




しかしそれは、そもそもスタートが間違っとるんじゃないですか?というのがワタクシの持論。




ちなみに僕が持っている一番古い椅子は、1930年代のアアルトの椅子。ざっと製造から80年が経っておりますが、まだまだ現役。



あと3、40年は軽く持つのではないか、と思われる。



他にも古い椅子は多くあるけれど、平均で既に50年は経っているのにまだまだ使える。



人生80年だとしても、金さん銀さん並に生きたとしても、おぎゃーと産まれて死ぬまで、アアルトの椅子がずっと横にある、なんてことも十分にあり得るわけ。



さて、そんなことを想像できるようになると、「あら、アンタ!やっぱり良いものを買いましょう!」と鬼嫁も少しは意見を変えてくれるかもしれない。



実際、僕は常々「家具は人に付くものだからこそ、孫の世代まで残せる(残る)ものを選ぶべきだ」と口をすっぱく言っているわけで、、、



さて、みなさん、家具は家に付くものですか?



それとも人に付いてくるものですか?



ここまで読んで前者です!と言われると哀しいことこのうえなし。しかしまあ、それが現実よと胃を痛めながら酒を舐める我が今宵。






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