スツールに魅了されて
スツールというと、一般的には、あったらあったで便利だけど、無いなら無くても良い、そんな立ち位置かと思います。
しかし、実はこのスツールには、無いなら無いで良いなどは言えないほど、多くの魅力が詰まっているのです。
まず、スツールは、シンプルな造りだけに一番作り手の想いが、現れているのではないか、そう僕は感じています。
例えばアルヴァ・アアルトのstool60は、一見、どこにでもある丸椅子のようでもあります。
しかし、よく見るとその構造は、通称アアルトレッグと呼ばれるレグを中心に、デザイナーのこだわりや個性が至る所に散見されます。
それら一見分からないようなこだわりは、デザイナーが現在ではなく、遠い未来を見通しているからであって、それ故に、使い込めば使い込むほど味わい深くなり、また愛着も沸いてくるのです。
またstool60に代表されるように、シンプルなスツールは、塗装をして愉しめるというのも大きなメリットかもしれません。
気軽に好きな色に塗ったりしながら、自分の生活の中に溶け込ませる、これができるのも、主張しすぎないスツールだからこそできるのです。
そして、このスツールは、椅子として座れるというだけではなく、踏み台やちょっとしたサイドテーブル、飾り棚としても使えるといったように万能な椅子でもあります。
特に小さな子供がいる場合、これほど重宝する椅子もありません。
洗面台に届かない子供用の踏み台として、またキッチンで母親と一緒に料理をするための踏み台と、まあ子供達に踏まれまくるわけです。(我が家でも子供達にとって無くてはならない存在になっています)
そして、これらのスツールを一言で表すならば、「内助の功」とも表現できます。
「ああ、ここにいてくれたんだ」というさりげない感動を与えてくれるのです。
一時的に付き合うのならば、見た目も派手でわかりやすい異性(椅子)が良いかもしれません。
しかし、長い間連れ添う相手であれば、飽きてしまったり、また、支えになってくれないようでは駄目です。
普段は謙虚に家事洗濯、子育てを黙々とこなし、そしていざというときにも頼りになる、また、色を変え、常に新しい感動を与えてくれる、まさに世のお父さんにとって、理想の妻といえるのではないでしょうか!
「恋愛は感情でして、結婚は知性でする」などと私は常々言っていますが、まさにスツールこそ、結婚相手としてこれほど相応しい相手はいないと思うのです。
良いスツールと出逢う、これもまたインテリアの醍醐味であり、愉しみではないでしょうか。
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