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柳宗理のバタフライスツール(108)


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日本人デザイナーで唯一、僕が所有しているのが、柳宗理のプロダクトだ。


柳宗理という巨匠について、僕が今更説明する必要はないだろう。



それほど、日本では柳宗理のプロダクトは生活に密着しているし、知らないものも少ないはずだ。



今回、紹介するのは、そんな柳宗理の代表作とも言える「バタフライスツール」だ。



名前の通り、そのフォルムが蝶の羽ようにシンメトリーに開かれている。



また神社の鳥居を想起するそのバランスは、日本独自の感性や精神とも言うべきものが内包されているようにも思える。



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ただこのバタフライスツール、実用的であるかと言えば、即座に頷くことはできない。



座面がフラットではなく、また人間工学に基づいていて設計されているわけではないからだ。



言い換えれば、その美しいフォルムと引き換えに、実用面を失ってしまったとも言えるのかもしれない。



しかし、そんな実用性の低いバタフライスツールが、なぜ、数十年もの歳月の中で傷つけられずに、今なお、人々から愛され続けているのだろうか。



それをひも解くのは少々難解かもしれないが、まず、僕が感じることは、オンリーワンであるということだ。



世界を見渡しても、日本的「美」というものを表現したデザイナーは数少ない。



そしてその日本的「美」と、世界が感じる「美」、この二つを同時に満たしているのが、このバタフライスツールなのではないだろうか。



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そしてもう一つ、日本人の慣習がフォルムに内包されている点も見逃せないだろう。



先に述べたように、このバタフライスツールは鳥居と同じようなフォルムを持っている。



鳥居というのは言うまでもなく、私たち日本人の慣習の一つである神観念の象徴だ。



多少、大げさかもしれないが、その鳥居とよく似たフォルムであるバタフライスツールにも、私たちは無意識の中で、畏怖や尊崇の念を抱いているのかもしれない。



だからこそ、それが実用的でなくとも、象徴的存在として、オブジェのような感覚でこのスツールを評価するのではないだろうか。



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実際、僕もこのスツールを所有してから10年以上経つが、未だに座る事を目的にしたことはないし、かといって明確な使い方も思いついてはいない。



ただ、どこかで神秘的なものを感じているのも事実だ。



合理の象徴であるモダンデザインというだけでは計り得ない、唯心論的要素が強いこのバタフライスツール。


柳宗理は、どんな思いでこれをデザインしたのだろうか。



そんなことを考えつつ、今日もまた、バタフライスツールが息子の生け花を引き立たせてくれている。



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Category : 家具
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