リサ・ラーソンのディエチキャット(106)
スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンの作品をはじめてみた時の感想はと言えば、「何これ?」の一言だった。
正直、当初は全く魅力を感じなかったのだ。
しかし、北欧にはまって行くと同時に、様々な場面でこのリサ・ラーソンの作品を目にしてしまう。
すると不思議な事に、感覚というか、目が慣れたというか、リサ・ラーソンの作品が無性に愛くるしく思えてきたのだ。
しかし、単に見慣れたからというだけではない魅力がリサ・ラーソンの作品にはあるような気がしてならない。
それはデフォルメしすぎず、かといってリアルすぎないフォルムと色づけ、そして顔の表情にあるのではないか、そんな風に思っている。
たぶん、そういった表情には、人間が癒される温かみのようなものが含まれているのだろう。
もちろん、このディエチキャットも例外ではない。
米俵のような胴体に、とぼけた顔。短足で太い足に、短くてぽっこりしたしっぽ。
まるで人間の不細工さを代弁しているかのようなフォルムと表情なのだ。
人は完璧を追い求めながらも、どこかで不完全で不細工なものを求めているということなのだろうか。
この矛盾した人間の感情を、見事にリサ・ラーソンの作品は表現しているのかもしれない。
それだけに、長い間、人々に愛されてきたのだろう。
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