ヴィンテージ家具に注目が集まる訳(中編)
では早速、後者の進歩主義に対する懐疑心について述べて行きましょう。
現在、世界的に目まぐるしい早さで「新商品」という物が生まれては消え、また世界中を物が自由に行き来し、供給過剰になっています。
それによって本当の価値とは何なのだろうか?という思いが人々の心に生まれ始めたのではないかと思うのです。
言い換えれば、進歩さえすれば、物が溢れてさえすれば、幸福になれるという幻想は徐々に霧散し始めたということです。
むしろ人々はその反動として、伝統であるとか、文化や歴史と言った懐古的で、かつ普遍的価値を見直す方向へと向かっているのではないしょうか。
その一つの象徴として、人々の注目がヴィンテージ家具に集まったと考えられるのです。
中でも、デザインの完成度が高いアルヴァ・アアルトや、ハンス・J・ウェグナー、フィン・ユール、アルネ・ヤコブセンなどの北欧の巨匠達がデザインした家具の価格上昇は目まぐるしいものがあります。(クリスティーズなどの美術品オークションの価格は、ここ数年で爆発的に上がっています)
では、そんな価格上昇をしているヴィンテージ家具の中でも、どんなヴィンテージの家具がより価値を高め、逆に、どんなヴィンテージ家具が、さほど価格上昇を招かないか、その辺りを後編では話して行きたいと思います。
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