大きなものは後回し
みなさん、家具の購入を考えるとき、どんなものから購入を検討しますか?
そんな質問をしますと、ほとんどの方がソファーのような大物から手を出していると答えるのです。
(おそらく、まずは、くつろげるスペースを作りたいという思いからなのでしょう)
しかし、これは一歩間違えると大変な失敗に繋がりかねません。
なぜ失敗に繋がる可能性が高くなるのか? 当然、ソファーのように大きなものは部屋の中心となり、目立ちます。
例えば安く、質の悪いソファーを最初に買うことで、後に続くものが限定されたり、また仮にその後、良いものを買っても、ソファーの低い完成度に引きずられて、それらが良いものに見えなくなってしまったりもするのです。
もちろん、初めから良いものを買えばいいじゃないか。という意見もあります。
しかし、センスもまだ磨き途中、今後どう好みやセンスが変わっていくかもわからず、また、いきなり大金は払えないという状況の中では、(ソファーは大きいだけに高額なので)なかなかそういったものを見極めたり、また購入する勇気も沸きません。
結局は、子供に汚されたり、壊されたりしても良いようにと、安かれ悪かれの、見た目がちょっと良いという理由のみの選択になってしまいがちなのです。(親もですが、子供も初めは良いものかどうかの区別もつきませんから)
ちなみにオーディオの世界でこんな話を聞いたことがあります。
「一番安い機器の音しか鳴らない」と。
オーディオはご存知の通り、スピーカーだけでもアンプだけでもレコーダーだけでも音は鳴らせません。
いくらスピーカーが良くても、アンプやレコーダーが悪いものであれば、スピーカーのポテンシャルを生かすことなく、宝の持ち腐れとなってしまうのです。
これはまさに、その後に良い家具を買っても、ソファーが駄目なら、それらもよく見えないということと同じ話なのです。
ですから、家具を選ぶ際には、比較的目立たない小さなものから選ぶというのが大事なコツになります。
そこで個人的には椅子からお薦めしてはいますが、椅子も良いものとなれば、それなりの値段もしてしまいます。
最初からそんなにお金を出す勇気は無いという方は、まずはナイフやフォーク、グラスやお皿といった手頃な小物から手を出すのもありかもしれません。
これらなら子供が使ってもそうは壊れたりもしませんから、安心して使わせることもできます。(仮に子供が壊してしまっても、我々のダメージも少なくて済しますしネ)
そして、それらを使うことで少しずつセンスを磨いていき、本物の良さを体感しながら、徐々に大きなものへとステップアップしていけば良いのです。
例えば、美しいカトラリーを手にすれば、美しいお皿を使いたくなり、美しいお皿を使えば、美しい料理を作りたくなり、そして、それを並べるテーブルや椅子、照明などへと広がっていくのです。
そう考えると、ソファーなどの大きなものは、必然的に最後になっていくのが良くわかると思います。
まずは小さなものから始める、それこそが美しいインテリアを作る第一歩なのです。
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