Villeroy & Bochの器(11)
オシャレなレストランに行くと、僕は必ずと言っていいほど、器の裏を覗く。
この器はどこのブランドなのだろうか? どこで売っているのだろうか?と。
そんなある日、友人のレストランで見つけたのがこのVilleroy & Bochという老舗食器メーカーの器だ。
白のシンプルな器だが、そんな中でも素材、色、質感、形と全てにこだわりが見られる。
特に僕が気に入ってるのは、その色だ。
白は白でも、ただの白ではない。独特の深みと温かみのある白なのだ。
それはボーンチャイナと呼ばれる素材に骨粉が入っているせいなのか、はたまた染色なのかはわからない。
しかしながら、その白に対するこだわりが明確な意図として見えるのがVilleroy & Bochの器なのだ。
残念ながら、我が国では色に対する意識がやや低いように思える。特に白となると尚更だ。妙に白々しい白が良しとされている傾向すらあるように思える。
それは蛍光灯の文化が蔓延ってしまったせいか、またはそういった色を元々好む人種なのかはわからないが、どちらにせよ僕の感性とは少々、違うようだ。
また、Villeroy & Bochの器は強度もしっかりしている。例え、がつがつ洗ったり、子供が雑に扱ったとしても、今まで欠けた事すら一度も無い。
それは良い物を長期間、愛用したいと思っている僕にとってはとても嬉しいことだ。
おかげで今では我が家の白い器のほとんどがこのVilleroy & Bochのものになってしまった。
「素材は絵の具で、器はキャンパスだ」といった言葉がある。
そのキャンバスが良いものだからこそ、絵がより映えるのではないだろうか、そう思う僕にとって、今ではVilleroy & Bochの器は料理に欠かせない大事なキャンパスとなっている。
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