イルマリ・タピオヴァーラのマドモアゼル(88)
座った瞬間に、今までにないスケール感を覚え、驚いた椅子がある。
それがフィンランド巨匠、イルマリ・タピオヴァーラがデザインしたウィンザーチェアのマドモアゼルだ。
この椅子のロッキングタイプは以前から保有し、その座り心地は知っていたのだけど、このタイプはロッキングに比べ座面が低く、また角度が浅く、そのせいもあって、同じマドモアゼルでも全く違う座り心地だったのだ。
見た目の美しさは、さすがはマドモアゼルと名付けられただけあって妖艶で美しく、洗練されている。
また包み込まれるような背もたれに、絶妙に調整された角度を持つ座面、さらには、その高さがこれまた絶妙すぎる。
ラウンジタイプでここまでの完成度はなかなか類を見ないのではないか。
個人的な感想だけれど、イームズのLCWやウェグナーのスリーレッグチェアよりも上ではないかとさえ思う(もちろん、好みもあるが)
そんなマドモアゼルを、より多くの人に座ってもらいたいと思い、お店の待ち合いスペースに置くことにしたのだが、案外そんな僕の熱い思いとは裏腹に、お客さんの反応は薄かったりする。
僕が単なる椅子マニアだけあって、ちょっと贔屓目になってしまったのかな、と自問自答する一方で、稀に、「この椅子良いですね?」と声を掛けてもらえるのが結構嬉しかったりする。
もちろん、家具選びなんてものは、それぞれの価値観だから、押し付けたりする気は全くないのだけど、それでも人に薦めたくなる魅力を持っているマドモアゼル。
ぜひ、騙されたと思って座ってみてほしい一脚です。
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