Alvar Aalto ArmChair401(Hedemora for Finsven )×Kvadrat(135)
今回は希少なスウェーデン、Hedemora(へデモラ)工場で制作されたアアルトの名作、ArmChair401に、デンマークの高級生地メーカーであるKvadrat(クヴァドラ)のmohair生地を二色使用して張り替えました。
基本的に、ArmChair401はフィンランド製とスウェーデン製の見た目がほとんど変わらず、判別しづらいと言われていますが、ph.dさん協力の元、内部のスプリング形状(太く短い)の違いや、スウェーデン製の406のフレームとの形状の酷似(直線的なフォルム)、さらに、出所など総合的にみて、へデモラ製であると確信いたしました。
この辺りはかなりマニアックな話ではありますが、歴史的にみても価値のある椅子であることは間違いなく、そういった椅子をきちんと再生(レストア)し、新たに価値付けをしつつ、未来に残していくべきではないか、と思い、あえて最高級の生地を選ばせてもらいました。
画像提供ph.d
画像提供ph.d
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もちろん、内部のレストアも当時と同じように、麻ひもや天然素材を使用し、釘打ちして仕上げてあります。
それによって、今後数十年後に張り替えることになっても、製造当時の技術が受け継がれる可能性があるわけです。
本来の継承というのは、単なる表面的かつ物質的な継承に止まらず、その伝統技術や精神の継承があってこそだと僕は思うわけです。
そういう意味においても、こういった希少な椅子は特に大事にしていきたいですね。
へデモラの401は超希少?!と思った方は、
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