便利を優先して、 感動を置き忘れてはいないか?
「確かに便利な世の中になっているようだ。音楽も持ち歩ける時代だ。しかし、便利を優先して、感動を置き忘れてはいないか?」
これは今年映画化された岩手県一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」のマスターである菅原さんの台詞です。
この話は、音楽だけに限った事ではなく、日常生活全てにおいて、僕は「便利」の代償として、「感動」を置き去りにしてきたのが、戦後であったような気がしています。
確かに、戦後、全てが破壊され、物が無くなった時代の中では、「便利なもの」=「裕福」という国民意識が強まったことは、避けられなかったのでしょう。
しかし、一方で菅原さんが危惧するように、それによって「感動」という人生にとって大事なものを置き去りにしてきたのではないでしょうか?
家具、インテリアの世界でも同じで、洗濯機、テレビ、冷蔵庫など、生活を便利にする物ばかりに着目され、心を豊かにするデザインやアートなどは、二の次に三の次にされてしまったと思います。
また、戦後教育もアメリカ型の「合理主義」と「唯物論」に偏り、本来、日本人が大事にしてきた「心」という唯心的なものが薄れてしまった気がします。
元来、「物」とは、ただ「持つ」ためではなく、それを持つ事で得られる「感動」こそ本質だと思うのですが、残念ながら、それは戦後75年経った今でも、劣化の一途をたどっているように感じます。
戦後とは違い、これだけ物が溢れている時代こそ、ただ便利というだけで物を追うことは止め、たとえ不便であっても、「感動」を与えてくれるものに触れて行くべきだと思いますし、今後、子供たちには、そういった選択ができるような国になってもらいたいと僕は願っています。
便利を代償に、感動を置き去りにしていないか?!と思った方は、
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