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コルビジェLC4×ARTEKゼブラ(129)





以前からヴィンテージ(1960〜70年代)のLC4を保有していたのですが、ハラコの毛の劣化が激しく、日常使用するのに難があったので、今回はその劣化したハラコや枕部分を張り替えることに。



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まず希少なヴィンテージということもあるので、極力オリジナルのテイストを残すため、交換の必要の無いものに関しては、そのままオリジナルパーツを使用。




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裏面のファブリックもオリジナルのまま。





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枕も当時使っていた皮とほぼ同じようなものに張り替え、チャックや金具もオリジナルを使用。



問題のハラコですが、そのままハラコに張り替えるだけでは面白みがないので、今回はあえてARTEKのゼブラを選択。



基本、ARTEK(アイノ&アルヴァ・アアルト)とコルビジェというのは、どちらも同じモダニズム期の中で活躍しながらも、テクスチャー(素材)やデザインに対する考え方が異なります。



コルビジェのデザインは、無機的かつ、フォルムを究極まで削ぎ落すようなミニマムさ、そして完成度への追求があるのに対し、ARTEK(アアルト)は、有機的かつデザインの余白(アート性)を重視しています。



そのため、本来であればあまり相性が良い組み合わせではないというのが一般的な発想で、これまでそれらをコラボすることをしてこなかったように思います。



DSC04187 のコピー






しかし、僕のデザインに対する考え方として、【本物は喧嘩しない】という持論があります。



デザインの山があるとするのならば、その登山ルートが違うだけで、頂上に向かえば向かうほど、その接点や共通項、調和がみられるものなのです。



さらに、LC4はハラコもそうですが、アニマル柄との相性はそもそも良く、過去にはゼブラ皮を張っているものも存在しますし、アアルトもラウンジチェアNO43という寝椅子もあります。



そういった共通項を上手く引き出すことが出来れば、完璧なデザインとされたコルビジェLC4の完成度を下げずに、(むしろその良さを引き立たせる)リデザインができるのではないかと、考えた訳です。



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もちろん、好みもあるでしょうけど、実際に仕上がった姿を目にすると、コルビジェの良さも消さずに、ARTEKのゼブラの良さも引き立っているように見えます。



新たな発想で、新たな価値を創出する、というと大げさかもしれませんが、本物×本物の組み合わせは新たな化学反応を起こす、ということを改めて感じました。





最後に、張り替えていただいたph.d.さん、確かな技術で、細かな指示にも対応していただき、本当にありがとうございました。



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Category : 家具
Posted by デザインパパ カーツ on  | 0 comments  0 trackback
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