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フィンランドヴィンテージVSデンマークビンテージ(後編)



さて、前回は、概要としてデンマークデザインとフィンランドデザインを比較してきましたが、それが数十年の時を経て、ヴィンテージとなった今、どのようにその評価がなされているかについて、今回は述べて行きたいと思います。



まずデンマークヴィンテージですが、ウェグナー、ユールのプロダクトは、根本的に当時の生産数が少なく(特に職人技術を多く必要としたフィン・ユールのプロダクト)、希少性という意味において、高い評価を受けています。




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また、日本人に限定すれば、デンマークプロダクトの特性である、高級素材、職人の技術、伝統工芸は、日本文化との親和性も高く、高額であるにも関わらず、人気なヴィンテージ家具として確立されています。



と同時に、その支持層は、主に中年層に限定されているのも事実で、その理由としては、まず高級故の金銭的な問題があるのでしょう。


さらにチークやローズウッドなどの木材は、高級感と同時に、シックな印象を与えることもあり、男性に好まれることが多いように思われます。


それに対し、フィンランドで使用される木材は、バーチ材であり、軽快かつポップな印象があり、若年層や女性に人気であると同時に、高級感が乏しいという側面があることから、金銭的な余裕のある中年層の支持が弱いのも事実です。



また、ウェグナーやユールよりも、アアルトやタピオヴァーラのプロダクトは長期にわたり生産されていた(いる)ため、希少性という意味においても低く評価されがちです。



しかしながら、これらデザイナーの初期のプロダクトは、現在、希少性が極めて高く、ウェグナーやユールのヴィンテージ同様に、入手したくともなかなか現地ですら無いというのが現状です。



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ただ意識としては、やはり現場でいくらその希少性と価値を訴えても、年代が違うだけで、同じプロダクトの母数が多いため、その違いを評価する人は少ないように思えます。



また、その支持層が、若年層や女性であることから、金銭面がボトルネックになってしまっている気もします。



それ故に、なかなかそういった希少性のあるフィンランドプロダクトの【価値付け】が進まないのでしょう。


それでも今、世界的にみれば、これら初期に製造されたフィンランドプロダクトは高く評価されつつあるのも事実です。




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既に日本国内で、高く価値付けされているデンマークヴィンテージ、そして、まだまだ価値付けが進まないが、世界的には評価されつつあるフィンランドヴィンテージ。
どちらもその良さがあるのは間違いないと思いますが、今後、デンマークヴィンテージ同様に、フィンランドヴィンテージの価値付けが進んでいくことで、より、北欧ヴィンテージの全体が盛り上がるのではないでしょうか。



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フィンランドヴィンテージVSデンマークヴィンテージ(前編)




一般的に、北欧家具と一括りにされることも多いですが、個人的には、フィンランドデザインとデンマークデザインは、例えば、和食と中華ほどに、違いがあるように感じます。



では、どこがどのように違うのでしょうか。



まずデンマークの著名なデザイナーと言えば、真っ先に挙げられるのは、ハンス・J・ウェグナーではないでしょうか。



ウェグナーは、Ychairを初め、世界的にも知れ渡っているデザインを多く輩出し、今なお人気に高い家具であることは周知の事実ですが、その価格帯はやはり高級路線であることは間違いありません。



また、ウェグナーと並ぶ巨匠であるフィン・ユールもまた、職人の技術、素材、フォルムへの追求という家具の最高峰を目指したデザインであり、現在、その初期プロダクトは数百万で取引されているものも数多くあります。



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そもそもデンマークモダニズムは、【伝統工芸を取り入れた美への追求】が根幹にあるような気がします。


それ故に、主な素材はチーク、ローズウッドなど、高級木材を輸入し、それらを優秀な職人の手によって、一つずつ丁寧に仕上げて行く、というプロセスを経ているものが多く、それらを受け入れた(値段的にも)国民性と文化(経済力も含め)が根幹にあったのではないかと思います。



もちろん、デンマークにも、アルネ・ヤコブセンや、ボーエ・モーエンセンなどといった比較的安価なプロダクトを提供している人気デザイナーもいますが、やはり素材へのこだわり、職人技術という面において、フィンランドより、基礎レベルが高い気がします。



それに対し、フィンランドデザインの根幹は、大衆的(ポピュラー)であり、誰でも手に入れやすい価格帯にするための工夫が随所になされています。



そのため、素材は自国内で採取が可能なバーチ材(白樺)を使用し、また高度な職人技術が無くとも、製造が可能な設計により大量生産が可能となり、なおかつ強度(買い替えずにすむ)にこだわった物になっています。



この考えは、フィンランドの巨匠、アルヴァ・アアルトの思想であると同時に、当時のフィンランドという国柄、文化、国力を如実に現した結果であるように感じます。


しかしながら、フィンランドデザインの中にも、パーヴォ・ティネルに代表されるように、職人の技術を駆使したデザインが存在するのも事実です。



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これらは今、世界的にも高く評価され、中には美術品扱いを受けるものもあるのも事実です。



後編につづく


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ヴィンテージとアンティークは何が違う?





ヴィンテージとアンティークは何が違うのか? おそらく、一般的には、ほとんどの人が同じような認識をされているように思います。


しかし、そこの知識が曖昧な故に、売り手側も、ヴィンテージと呼ぶには明らかに程度の低いものや、アンティークではないものをアンティークと称して売っていたりするのです。




そこで今回は、実際、ヴィンテージとは何か、アンティークとは何か、また、巷で氾濫しているジェネリック、リプロダクトとは何か?さらに復刻ものや、オリジナル、中古、正規品など、様々な業界の用語を一度、僕なりに整理してみようかと思います。






まず、ヴィンテージですが、基本的に製造から30年以上〜100年未満ものものを【ヴィンテージ】そして、100年以上経ったものが【アンティーク】と僕は定義しています。



なので、現状(2020年現在)では、モダニズム期に造られた家具のほとんどがヴィンテージになり、アールヌーヴォー、アールデコ期のものがアンティークという棲み分けになります。



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また一言にヴィンテージといっても、初期(デザイン当初)に製造されたものを【オリジナルもの】、近年に造られたものは【中古品】、その間がただの【ヴィンテージもの】

(※実際にこの辺りは曖昧な部分もあり、メーカーなどが変遷している場合などは分かりやすいのですが、そうではない場合、年代で明確な区分がないものも多々あります)




さらに、当時製造されていたものが時を経て再び、著作権(パテント)を持っていたメーカー、もしくは買い取った会社が製造を再開したものは、【復刻もの】(正規の復刻とも言う場合があります)




そこに大きな手を加えた場合や、著作権が切れているプロダクトを、当時の著作権とは無関係な会社が製造、販売した場合は、【リプロダクト】又は【ジェネリック】



また、ARTEKの家具のように、デザイン当初から著作権をもっていたメーカーが製造をし続けている新品商品は、【正規品】



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このように分類するのが良いのではないか、そう考えています。


もちろん、複合的に、【正規のリプロダクト】、【正規の復刻】、【復刻の中古品】、【リプロダクトの中古品】などなど、様々ありますが、基本的な考え方としては、著作権(例え切れていても、過去の系譜として持っていたかどうか)と製造されてからの年数というのが、大きな区分になるかと思います。



それらをふまえ、自分が何も選ぶのか?というのは、
これだけ様々なものが(まるで別物なのに、、、)同じ商品名(デザイン名)として氾濫している世の中では、持つべき知識として大事ではないかと思います。



もちろん、これらは僕の定義であって、全てにそれが当てはまるというわけではありませんが、少しでも参考になればと思います。



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