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インテリアと経路依存性




経路依存性という言葉は一般的に聞き慣れないかもしれません。


様々な現在の決定は、過去の経緯、選択(過去に決めて来た道とでも言いましょうか?)によって、制限されてしまう、という論理なのですが、実はこれ、インテリアにも当てはまるのです。



例えばインテリアに興味を持つ前から所有していたソファーがあったとしましょう。それがまだまだ使える状況にあるとします。



そうすると、「もったいない」という感情と共に、本人の感性(センス)が過去の経緯の延長線上なので、新たなテイストや良いものを勧めてもらっても、なかなかそこに手が出せなくなる、というわけです。



この心理的制限(感性の制限でもあるのですが)によって、より良い決断、選択が出来なくなり、いつになってもオシャレな空間が作れなくなるのです。



DSC08891 のコピー




もちろん、過去を全て捨てろ!などという乱暴なことを言うつもりはありません。



過去の延長線上が現在であり、その延長線上が未来である、という事実は変わりませんし、時間は不可逆である以上、その過去の経路を変えることも不可能です。



では、どうしたら、現在、未来の経路を変えられるのでしょうか。



それは小さな変化からしか変えられないのです。



よく、お客様が「家を買ってから、とか、引っ越しをしたら家具を買い替えたい」というのですが、実はその方法で変えることはほぼ不可能です。




仮に出来たとしても古い物から新しい物に変わっただけか、もしくは、今までのレベルよりせいぜいワンランク上がった程度でしかありません。


それは先ほど述べたように、その人間の【センス】がそもそもその経路依存性の範囲内であるからなのです。
※よほど、センスのいいプロのコーディネーターを入れるとかすれば良いのですが、これもその後のメンテナンスを考えるとなかなか難しいのです。。。



DSC00003 のコピー




そうなると、急進的にオシャレな空間を造り上げる、というのは、物理的かつ瞬間的には可能であっても、現実的にはほぼ不可能になってしまいます。



そんな経路依存性から脱するためには、例え、地味であっても、漸進的に変えていくことこそ、一番の近道なのです。



まずは勇気をもって、「一脚の本物の椅子」から、始めてみてはどうしょうか。




経路依存性からの脱却は一脚の椅子から?!と思った方は、
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Posted by デザインパパ カーツ on  | 0 comments  0 trackback
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