職人の卵
昨年、瀬戸内の周防大島在住の友人のところへ遊びに行った際、その友人(元々靴職人ではない)が自作の靴を履いていたのを目にし、そのセンスとクオリティーに感嘆し、僕も採寸してもらい、造ってもらう約束をしました。
何を隠そう、僕の足のサイズは22.5cm!男性サイズではまずない小ささなのです。
かといって、女性ものだと、横幅が足りない。結局、ユニセックス系の24.5cmを履いているのですが、いかんせん、がぼがぼ。
それでもあう靴がないので、我慢して履いていたのです。
一度、きちんと自分のサイズにあったものをと考えていた矢先の出来事だったので、大変愉しみにしていました。
そして、先日、彼から出来上がったとの連絡が。
届いた靴は革の染めから、裁縫(手縫い)に至まですべてハンドメイド。
新品なのに、なぜか懐かしさを感じる雰囲気に、見た目も大満足。
さて履き心地ですが、さすが採寸しているだけあって、ぴったりくる。
履き続ければよりフィットするとのことなので、今後も愉しみです。
しかし、なぜ靴職人でもない彼が靴を造っているのか?
そこには「暇」とでも言えば良いのでしょうか?瀬戸内の独特の時間の流れというものが関係しているように思えます。
都心に住んでいれば、いつも時間に追われ、例え暇ができてもゲームやスマホやら、時間を奪って行くものが溢れ、心のゆとりを失ってしまうことも多いでしょう。
しかし瀬戸内に行くと、その忙しなさから解放され、ゆっくりと時が刻まれているように思えてくるのです。
彼も、きっとそんな時間の中で生じた「ゆとり」が、靴を造ろうという衝動へと駆り立てたのではないか、と思います。
もちろん、造ろうとしても、そう簡単には造れないでしょうが、そこは彼の研究熱心さ、追求心、センスなどがなせる技なのでしょう。
そしてなにより、心のゆとりが良いものを造るのだと実感いたしました。
今後は、靴職人としても生きていけるようにと考えているとのこと。ほんと充実した人生を送っているなぁ、と少しうらやましくもなりました。
心のゆとりが良いものを造る?!と思った方は、
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