本物とは何か?本質とは何か?
このテーマは僕にとって、インテリアや美容のみならず、人生のテーマと言っても過言では無いかもしれません。
特に、近年、インターネットの発展によって、虚偽や偏った情報、ねつ造、過大広告など、様々な分野において、偽物や疑義の生じる情報が蔓延しているように感じます。
それ故に、僕らはその膨大な情報の中から、本物、本質を見極める「眼」が求められる時代とも言えます。
しかしながら、それには、基準(クライテリオン)が必要になります。もちろん、それは限りなく本物である、本質であるという、オーセンティシティー(信憑性)であったり、レジティマシー(正統性)が無ければいけません。
その信憑性、正統性を担保するのは、おそらく「歴史」ということになるでしょうか。
歴史以外に、なかなかそれらを証明する手段がないからです。
その歴史の中で培われた哲学であったり、思想であったり、また生活の中では、常識であったり、伝統であったりというものがその基準となるわけです。
しかし、現代社会においては、その歴史があまりにも軽視されているように思えてなりません。
「今が良ければ良い」「新しいものは素晴らしい」「イノベーションの賛美」など、それらは過去の否定に繋がります。
その過去を否定すれば、未来は予測不能の事態に陥ります。基準なき混沌の世界と言えば良いでしょうか。それが着実に現代社会を蝕んでいるというわけです。
僕らはそんな社会の中で、いかにして本物、本質を見極めれる力を身につけるかが問われているのです。
ちなみに、僕は哲学や古いもの(とくにヴィンテージ家具)が大好きです。いや、むしろ、それらを基準にして、思考したり、精選しているといっても過言ではないかもしれません。
しかし、それらもときに偏りを生じる危険性もあります。専門性と言えば良いでしょうか、あまりにもスペシャルな部分に固執してしまうと、大局的観点やジェネラルな観点が抜け落ち、「木を見て森を見ず」に陥ることもあります。
なので、極力、様々な視点から本を選んだり、物を選んだりするように心がけてもいます。
しかしながら、それら哲学や家具達が、僕にとって、とても重要な歴史的軸(基準)になっていることは言うまでもありません。
いにしえの賢人達が残してくれた哲学、家具、思想、それらを基準にバランスよく物事を考え、そして未来に継承していく、という事を今後も続けていきたいと思っています。
本物、本質を見極めたい?!と思った方は、
ブログランキングに参加していますので、よろしければ、
ぽちっと下のバナー↓↓↓(北欧モダン)を押して下さい。大変励みになります♫
にほんブログ村
cover with earthのスタッフブログ
他の方のインテリアブログに飛べます↓↓↓
【TV出演のお知らせ】
「渡辺篤史の建もの探訪」
【web掲載のお知らせ】
HOME'S PRESS『センスをDIY。デザイン家具の魅力に迫る①』本物を知ろう
HOME'S PRESS『センスをDIY。デザイン家具の魅力に迫る②』フィンランドのDIY
デザインパパの活動については、こちら
「デザインパパの活動」
『現在のランキング順位はこちら』