「普通って何?」
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「うちのインテリア?まあ、普通だよ」
という返答をよく聞くのですが、はてはて、「普通」とはなんぞや?といつも首を傾げてしまいます。
ということで、字引でまず、「普」を調べると、
「一面にひろくゆきわたる」
と書かれております。要するに、世間に広く行き渡り、通じるもの、というのが、普通ということなのでしょう。
しかし、この世間に「ひろくゆきわたる」というのが、どうも曖昧。
世間ってなんだ?社会ってなんだ?ということまで踏まえると、非常によくわからない言葉が「普通」なんですよね。

例えば、フィンランドの家庭にひろくゆきわたっているのは、アアルトの家具。
言い換えると、アアルトの家具を使う事が「普通」ということになります。
さて、では日本はどうか?
ひろくゆきわたっているものは何? ニ○リ? IK○A?
うーむ。なんかしっくり来ません。
世間や社会というのは、歴史的継続があるものです。
一朝一夕で出来上がる物ではない、ということです。
そう考えたとき、「普通」もまた、一朝一夕ではなく、ある種の伝統的な部分を内包せざるをえません。

また、その伝統的な継続を考えれば、単なる中央値であったり平均値であったりといった単純なものではなく、むしろ、時代の荒波の中で微妙な舵取りをした結果に、今に残る価値、とも言えるのかもしれません。
となれば、「普通」ってむちゃくちゃ凄い事ではないですか?
「普通なる非凡」ということです。
では、日本のインテリアでの「普通」って何なんでしょう?
こたつ? 箪笥? 障子? 畳?
最近では、ずいぶん風前の灯ですよね、、、、、
結局、日本のインテリアにおける「普通」って地に足ついた感じではなく、「ふわっ」とした浮遊物のような感じになってるんじゃないですかね?
だとすれば、残念ながら日本のインテリアに「普通」という概念すら存在しないのかもしれないなぁ、などと思ってしまいます。
ちなみに、これは家具などに限らず、ありとあらゆる「普通」に共通していることなのではないでしょうか?
よく、普通は難しい、というけれど、根っこはそういうことなんでしょうね。
普通は凄い事?!!と思った方は、
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