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design papaカーツの暮らしのいろは |

イームズのアームシェルロッキング(107)



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イームズのシェルチェアには、とても強い思い入れがある。


何より、僕がインテリア好きになった、きっかけでもあるからだ。



以前にも話した事があるのだけど、初めてイームズの椅子を買った時は、その場で何時間も悩み続けた末に購入を決意したほど、当時は椅子一脚に2万円を払うだけの感覚が僕には無かった。



そして、そんな悩みの末に、初めて手にしたイームズのシェルチェアを前に、夜中までにんまりと顔を崩して眺めていたものだ。




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それから数脚のシェルチェアを購入し、保有していたのだけど、ここ数年で、その数は減り、今ではこのロッキングチェアただ一脚となってしまった。



では、なぜ僕がそんな思い入れがあるシェルチェアを手放したか、と言うと、一つに北欧デザインに好みが変わったからというのがある。




そして、もう一つに、強い思い入れがあるものをずっと手元に置いておくことが、望ましいとは思えなくなったからだ。



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ただ、このロッキングチェアだけは、どうも手放せない。



座り心地がとても良いというのもあるし、造形的にも文句無しに美しい。



また、たった一本だからこそ、その良さというものが、わかるとでも言えば良いのか、その存在感とイームズの偉大さを感じるのだ。

      
それは、あのときのイームズという選択が、間違えではなかったという証なのかもしれないし、良いものは良いという単純な話なのかもしれない。


まあ、どちらにせよ、このロッキングチェアは、当分僕の元から離れないということだけは確かのようだ。




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Category : 家具
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リサ・ラーソンのディエチキャット(106)


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スウェーデンの陶芸家、リサ・ラーソンの作品をはじめてみた時の感想はと言えば、「何これ?」の一言だった。



正直、当初は全く魅力を感じなかったのだ。



しかし、北欧にはまって行くと同時に、様々な場面でこのリサ・ラーソンの作品を目にしてしまう。



すると不思議な事に、感覚というか、目が慣れたというか、リサ・ラーソンの作品が無性に愛くるしく思えてきたのだ。




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しかし、単に見慣れたからというだけではない魅力がリサ・ラーソンの作品にはあるような気がしてならない。



それはデフォルメしすぎず、かといってリアルすぎないフォルムと色づけ、そして顔の表情にあるのではないか、そんな風に思っている。




たぶん、そういった表情には、人間が癒される温かみのようなものが含まれているのだろう。



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もちろん、このディエチキャットも例外ではない。



米俵のような胴体に、とぼけた顔。短足で太い足に、短くてぽっこりしたしっぽ。



まるで人間の不細工さを代弁しているかのようなフォルムと表情なのだ。



人は完璧を追い求めながらも、どこかで不完全で不細工なものを求めているということなのだろうか。



この矛盾した人間の感情を、見事にリサ・ラーソンの作品は表現しているのかもしれない。




それだけに、長い間、人々に愛されてきたのだろう。 

      



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Category : 小物
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プチ模様替え(番外編)


ここ最近、春も近いし、模様替えしてみようと、あちらこちらを弄っている。



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ソファーと観葉植物、椅子とそれぞれ配置を変えてみたのだけど、これだけで全体の雰囲気がずいぶん変わったように思える。



今までの配置が、自分の中ではベストだと思っていたのだけど、こうしてちょっと自分の感覚をずらしてやると、これもまたぜんぜんありだなぁと感じてしまう。




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良いものは場所を選ばない、ということなのかもしれないし、自分の感性が少しずつ変わっているのかもしれない。



どちらにしても、自分が心地よいと感じる空間を作れたことは、とても気分がいい事は確かだし、季節に応じて変化させるというのも、時を感じられて良いのかもしれない。
       



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一足早い春コーデ(番外編)


春の気配を身近に感じながらも、まだまだ寒い日が続きますね。


我が家のコーデも、以前までの真冬仕様から、すこしだけ春を感じられる装いへと変えてみました。



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さこうゆうこさんの、ヒヤシンスポットにはヒヤシンスの球根を。



ホルムガードのフローラには、春を感じる枝だものを。



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ソファーの位置を普段とは少し変え、サーリネンのサイドテーブルを置いて紅茶を飲む。




春を少しずつ肌で感じながら、そんな穏やかな休日を過ごしてみたい季節ですね。

       



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北欧家具taloの紹介?(番外編)



今回は、友人であり、僕の北欧家具の師匠?でもある山口太郎氏が主宰する「北欧家具talo」の紹介を少し。



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決して目立つ場所にあるとは言えない隠れ家的な家具屋でありながら、その仕入れのクオリティーと品揃えは日本でトップレベル。



しかも、値段はリーズナブルをモットーに、質と量と値段を両立させている数少ない良心的な家具屋だ。



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かれこれ僕と太郎くんとの付き合いは、彼が北欧家具の世界に入る前。呑み仲間だった16年前のことだ。



当時から、お互い家具好きで、意気投合。



それからしばらく連絡を取り合わない時期が数年続いたのだけれど、結局、人と人の付き合いは収まる所に収まるというか、磁石が引き寄せられるように、自然と親密になっているものだ。



今では、月に数回会い、月に一度程度のペースで僕も店を訪れるのだが、その度、マニアックな話で盛り上がる。




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そんな素晴らしい北欧家具と雑貨に囲まれての雑談は、僕にとって、貴重な時間でもあるし、とても勉強にもなっている。



身近に、こうした仲間がいることも、僕が今までデザインについてのブログを書いてこられた原動力であり、いい刺激なのだ。



一見、インテリアは自分だけの世界に思えるけれども、仲間がいて、互いを高め合うというのもまた、インテリアの魅力の一つだと僕は思う。

       



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アルヴァ・アアルトのハンガーシェルフ30”S(番外編)


アルヴァ・アアルトの魅力については、今まで散々述べてきた通り、素材に近いシンプルなデザインゆえに、その経年による変化や自ら手を加えることによるオリジナリティーと、その幅が、ある意味、無限であることが第一だろう。


言い換えれば、アアルトは年月と使い手によって如何様にも変化し、個性を発揮するというわけだ。



さらに言えば、使い手の温もりであるとか、思い出であるだとか、唯心論的な要素も強く持っているように思える。



今回は、そんな時代を積み重ねてきた最高峰とも言うべき、アアルトのハンガーシェルフを紹介したいと思う。



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これを目にした瞬間、正直、その圧倒的な存在感に、僕は動揺さえ覚えた。




もちろん、冷静に見れば、フックの形状であるだとか、ネジ穴の加工の仕方であるだとか、油性ペンキの乾燥具合であるだとか、そういったことが頭をよぎらなかったわけではない。



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しかしながら、そういった理屈云々、このハンガーシェルフには本物のオーラがある。



今まで何十年にも渡って、人々の手が加わり、温もりや生活がしみ込み、それが、圧倒的な存在感となって、このハンガーシェルフに宿っていたのだ。



まあ、こんな話をすると、「貴方はアアルト教の信者ですか?」と疑われそうだが、実際に僕は直感的にそれを感じたのだから仕方が無い。




さて、形而上的な話はさておき、このハンガーシェルフ、何が凄いかと言えば、まずその塗装がとても古いことである。


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当然、ハンガーシェルフは屋内で使われてきたわけだが、その状況化において、ここまで塗装が乾燥するケースはほとんど無いと言っても過言ではないだろう。



さらにフックを一つ一つ見てみると、全ての形状が微妙に違う。全て手作業で形成されたものだからだ。




また、ネジ穴の周りをキレイに成形し、掘られているのも最初期の証拠。



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モダンデザインという工業化がすすむ以前の、職人の重要性が極めて高かった時代背景が、これらから顧みることができるというわけだ。




歴史と言えば良いのか、過去と言えば良いのか、筆者にはその区別が曖昧だが、そういった連続性の上に現代があることを、このように、まざまざと見せつけてくる物を目にする事が出来たことは、いちアアルトファンとしては非常に価値のある事であると思う。



       


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椅子から始める!(後編)


二回に渡って椅子の魅力について語ってきましたが、最後は私のあるエピソードを紹介したいと思います。


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まだ私が椅子の世界をあまり知らなかったとき、とある本に載っていたレイ&チャールズ・イームズのラ・シェーズという椅子に目を奪われました。



そしてその後、調べてみると、その値段に驚愕!

 

当時の私の月収の四倍はしていたのです。



もちろん、購入など非現実的で高嶺の花のように眺めているのが精一杯でした。



しかし、そんなとき知り合いの椅子コレクター(建築家)の方に、


「その椅子は確かに今の君には高いと感じるかもしれないけど、その椅子は一生、君にデザインを教えてくれるんだから、学費を払ってると思えば安いもんだよ」


と言われたのです。



確かにデザインの専門学校に通うとなれば、年間百万円ほど掛かります。それを二年や四年も通うわけですから、相当な金額になってしまうわけです。




そう考えると、一生デザインを教えてくれるその椅子など安いものだと、私は即購入を決断したわけです。



そして今、その方がおっしゃられたように、私はラ・シェーズという椅子から、払ったお金以上の多くのものを学ばせてもらったと心から実感しています。



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また、子供は何より経験によって成長していくという観点からも、小さな頃から、世界のトップデザイナーの作品に触れることは、すばらしい体験であり、すばらしい教育になることは間違いありません。
       


以前にも話しましたが、名作椅子に子供たちを触れさせる事は、素晴らしい情操教育になると思うのです。


ぜひ、そういう観点からも、名作椅子を見てみて欲しいものです。




三回に渡って椅子の魅力について語ってきましたが、いかがだったでしょうか?



これを機に「椅子から始める!」ぜひ、実践して頂けたら嬉しく思います。



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