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design papaカーツの暮らしのいろは |

オシャレな空間作りは一畳から


おしゃれな部屋作りをしたいと思うけれど、どこから手をつけてよいのかわからないという方が多くいます。


その多くの人たちが陥っている一番の問題点は、部屋全体の大きなイメージから入ってしまうことで、想像力とセンスが追いつかないことにあるのではないでしょうか。


人は不慣れなことに対し、あまりに大きな範囲で考えると、想像できない生き物なのです。(人生においても問題が生じた時には、まず解決できる目先の小さなものから取り組むというのと一緒です)


ですから、まずは想像しやすい狭い範囲で考えることが大切なのです。



そこで、まずはどこを一番変えたいのか、これを決めることが大事になってきます。



それは自分がよく居る場所でも良いですし、お客様が一番初めに目にする玄関でも良いでしょう。



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まずはその決めた一角を徹底して考えます。初めは一畳からでも良いかもしれません。



例えば、まずは自分がテレビを観る場所の一角をおしゃれにすると決めるとします。



そうすると、そこに座る椅子が必要になります。コーヒーや紅茶などを飲みながらくつろぎたければ、サイドテーブルやコーヒーテーブルなども必要かもしれませんし、灯りが必要ならば照明も考えなければなりません。



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しかし、せいぜい考えても僅か一畳前後に収まるものは限りがありますから、全体を考えるよりは遥に想像しやすくなりますし、初期投資もさほどかからずにできるはずです。



そして、そこを徹底的におしゃれにすることで、今度はそこが全体の空間の中で異空間となります。言うならばそこだけがおしゃれになり、違和感を覚えるようになるわけです。



これが大きな第一歩。この違和感は実はすばらしい違和感なのです。むしろ違和感を覚えないようでは、今までと変わらないレベルだということになるからです。


よく家具の営業をしていると、「ウチには合わないから」と言って敬遠するお客さんが多くいますが、むしろ合わなくて良いのです。


その合わないな、と感じる違和感こそ、今後、美しい部屋を作っていく上で、最も大事な感覚であり、必然的なプロセスなのです。



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そしてその一畳から、時間をかけ、二畳、三畳、部屋全体へと波及させていくことで、違和感はむしろ美しくないものへと移行していくはずです。


そこまで出来ればあなたの部屋は驚くほど素敵になっていることでしょう。



ここでもう一つ、「うちは部屋が狭いから」という方も多くいますが、今まで話した私の考えからすると、むしろ狭い方が良いということになります。



狭ければそれだけ想像しやすくなりますし、購入する家具も少しで済みます(ということはお金も少なくて済むということです)




狭いからと諦めず、逆にやりやすいんだと思えれば、きっと部屋作りも楽しくなるのではないでしょうか。



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Geo Product のソースパン(99)


子供たちと一緒に、休日に料理を愉しむ。僕の好きな時間でもある。


そんな調理に欠かせないのが鍋。


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基本、海外ものが多いのだけど、その中でも、デザイン的に遜色もなく、また使い勝手が抜群に良いのが、服部調理学校の校長で有名な服部幸應氏がプロデュースするGeo Productシリーズのソースパンだ。


持ち手と鍋の素材が同一であるにも関わらず、熱伝導はほとんどしない。にも関わらず鍋自身の熱伝導率は僕が持つ鍋の中でも一番ではないかと思うほどだ。



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その秘密はステンレスの素材にあるらしい。7層構造という海外でもあまり見ない複数構造(5層とかはよくあるのだけれど)で、その一つ一つに日本人ならではの繊細さと素材へのこだわりが感じられる。



実際、他のソースパンも色々と試したのだけれど、結局、このソースパンより優れたものはなかなか出会わない。


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おかげ様で、ほぼ毎回、僕の調理ではこいつが使われているし、友人にも自信を持ってお勧めしている。



この鍋も15年保障らしいが、鍋はある意味一生もの。見た目だけでなく、そういった強度や実用性も兼ね揃えているものを選びたいものだ。





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ハンス・J・ウェグナーのサイドテーブル(98)


好みではないけど、やはりその凄さが際立っているな、と思うデザイナーがいる。

言わずと知れたデンマークの巨匠、ハンス・J・ウェグナーだ。


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ウェグナーの特徴を一言で言い表すのは難しいのだけど、やはりそのディティールの繊細さと作り込みの深さではないだろうか。



それだけに職人手間の掛かる物が多く、また、だからこそ経年の風合いも素晴らしい。半世紀以上経ってもなお、ウェグナーのデザインが高額で取引されているのも頷ける。



おそらく今後、このような職人気質でありながら、普遍的なデザインを作る事のできるデザイナーが生まれることは稀有だろう。



しかし、そんなウェグナーの人気が未だ世界的に高いことは、何だか皮肉な気もする。要するに社会はそのようなデザインやデザイナーを求めていながら、それを合理化、産業化の名の元に今まで排除してきたわけだから。



と同時に、そのウェグナーの作品を本国デンマークではなく、我が国日本の職人が正規として製作しているというのもまた面白い現象だ。



これをどう読み解くかは読者様にお任せするとして、今回はそんなウェグナーのサイドテーブルを紹介したいと思う。



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まさにザ・ウェグナーと言わんばかりの筋交いのフォルムと、シェイブされ軽量化されたボディー。チークとオークという素材もデンマークならではと言ったところだろう。



おそらくネストテーブルの一番小さなものだったのだろうが、これ一本だけでも存在感やウェグナーらしさは存分に見せつけてくれているのではないだろうか。



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ちなみにこのサイドテーブル、スタッフの結婚&誕生日のプレゼントとして選んだ物。ベッドサイドで使う予定だそうだ。



個人的には写真のように、小さめのチェストと合わせて使いたいなと思う一方、このサイズ感とシンプルさはどこに置いても絵になるだろうなとも思う。




残念ながら僕の手元には一瞬しかないのだけれど、今後そのスタッフには、夫婦の愛と共に、長い年月を掛けて育てていってもらいたいものだ。





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オルノ社の照明(97)


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当たり前の事かもしれないけれど、優れたデザイナーが多くいる国は、その他のデザインも優れたものが多いと思う。


全体のレベルが高いことで、その中からさらに突出したデザイナーが生まれたということだろう。


これは日本のサッカーなんかも一緒じゃないかと思う。



Jリーグが発足して約20年あまりだが、これほど海外の一流チームで活躍できる日本人が誕生するとは、あの当時想像も出来なかったのではないだろうか。



そう考えた時、我が国のデザイン業界はどうだろうか?


吉岡徳仁や深澤直人など世界的に評価の高いデザイナーが居るのも事実。建築のレベルにしても世界トップレベルにまで達しているように思える。


にも関わらず、まだまだ日本全体のレベルが高くなったという実感がないのはなぜだろうか?



それはひとえに、文化(生き方)として建築、家具などのデザインが国民の多くに定着していないからではないのだろうか。


本来、文化とは、江戸文化の主流が庶民であったと同じように、主に中流階級が担わなければ発展や継承はなかなか難しい。



しかし、今のデザイン業界や建築業界は、上層(金持ち)階級の趣味と化しているようにさえ見て取れるのだ(まるで太陽光発電のように)



これではなかなか全体の底上げなど出来やしないだろう。



ではどうするべきか?



それは国民の多くが、名目の値段と実質の値段を混同しない意識を持たなければならないと思うのである。



言い換えれば、そのものの価値を見極める目を養うべきだと思うのである。




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ちなみに多くの優秀なデザイナーを排しているフィンランドでは国民が商品を買う時にまず値引き交渉はしないという。



それは本物を作るには、それだけの努力や才能や技術が必要なことを国民の多くが理解しているからなのだそうだ。


こういう意識があればきっと名目だけの値段で判断をするようなことはしないのだろう。



前書きが長くなってしまったが、今回写真で紹介しているのは、そんなフィンランドの一般的なデザインの照明。


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ホテルの洗面台の上で使われていたもので、1970年代前半にオルノ社が製作したものだ。



至ってシンプルなのだけど、ありそうでないデザインでもある。



もちろん、特別有名なデザイナーがデザインしたわけでもない。



こういう照明が当たり前のようにある環境に、日本もいずれなれば嬉しく思う。





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大きなものは後回し


みなさん、家具の購入を考えるとき、どんなものから購入を検討しますか? 
そんな質問をしますと、ほとんどの方がソファーのような大物から手を出していると答えるのです。

(おそらく、まずは、くつろげるスペースを作りたいという思いからなのでしょう)



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しかし、これは一歩間違えると大変な失敗に繋がりかねません。


なぜ失敗に繋がる可能性が高くなるのか? 当然、ソファーのように大きなものは部屋の中心となり、目立ちます。


例えば安く、質の悪いソファーを最初に買うことで、後に続くものが限定されたり、また仮にその後、良いものを買っても、ソファーの低い完成度に引きずられて、それらが良いものに見えなくなってしまったりもするのです。



もちろん、初めから良いものを買えばいいじゃないか。という意見もあります。


しかし、センスもまだ磨き途中、今後どう好みやセンスが変わっていくかもわからず、また、いきなり大金は払えないという状況の中では、(ソファーは大きいだけに高額なので)なかなかそういったものを見極めたり、また購入する勇気も沸きません。



結局は、子供に汚されたり、壊されたりしても良いようにと、安かれ悪かれの、見た目がちょっと良いという理由のみの選択になってしまいがちなのです。(親もですが、子供も初めは良いものかどうかの区別もつきませんから)


ちなみにオーディオの世界でこんな話を聞いたことがあります。
「一番安い機器の音しか鳴らない」と。


オーディオはご存知の通り、スピーカーだけでもアンプだけでもレコーダーだけでも音は鳴らせません。


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いくらスピーカーが良くても、アンプやレコーダーが悪いものであれば、スピーカーのポテンシャルを生かすことなく、宝の持ち腐れとなってしまうのです。


これはまさに、その後に良い家具を買っても、ソファーが駄目なら、それらもよく見えないということと同じ話なのです。



ですから、家具を選ぶ際には、比較的目立たない小さなものから選ぶというのが大事なコツになります。


そこで個人的には椅子からお薦めしてはいますが、椅子も良いものとなれば、それなりの値段もしてしまいます。


最初からそんなにお金を出す勇気は無いという方は、まずはナイフやフォーク、グラスやお皿といった手頃な小物から手を出すのもありかもしれません。


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これらなら子供が使ってもそうは壊れたりもしませんから、安心して使わせることもできます。(仮に子供が壊してしまっても、我々のダメージも少なくて済しますしネ)



そして、それらを使うことで少しずつセンスを磨いていき、本物の良さを体感しながら、徐々に大きなものへとステップアップしていけば良いのです。



例えば、美しいカトラリーを手にすれば、美しいお皿を使いたくなり、美しいお皿を使えば、美しい料理を作りたくなり、そして、それを並べるテーブルや椅子、照明などへと広がっていくのです。



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そう考えると、ソファーなどの大きなものは、必然的に最後になっていくのが良くわかると思います。


まずは小さなものから始める、それこそが美しいインテリアを作る第一歩なのです。



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アメリカの工業用ランプ(96)


自他ともに認める?真鍮好きのワタクシ。


あの、金とも銅とも違う、独特の色合いに、経年による風合いが加わることで醸し出される高級感。そんな真鍮の年代物を見つけると、ついつい「萌え」ってしまう。



今回紹介するのは、そんな真鍮製のインダストリアルデザイン(工業デザイン)のランプ。


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おそらく、フォルムからしてアメリカ製だろうか、年代も50〜60年代の物と思われる。



この小さな照明が、アメリカの巨大な工場に、無数に付けられていたのだろうと想像すると、真鍮好きとしては心躍ってしまうのだが、さすがに工場を住まいにするわけにもいかず(笑)



ということで、この小振りなフォルムが映える、洗面台用として使う事にしたのだが、これがまた赤い壁との相性が抜群。




また、普通の電球を使うのではなく、あえてレトロなエジソン電球を合わせることでより当時の雰囲気を再現させることができたと思う。



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以前も話したかもしれないのだけど、真鍮は年代によって銅と亜鉛の比率が違うというのをご存知だろうか。



僕の知る限り、年代が古い物ほど銅の比率が高く、赤みが強く、また、酸化されると緑色の銅錆が浮いてくる傾向にある。



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だから、「銅錆が浮いている」真鍮物を発見した日には、一人テンションが上がってしまうわけだ。


加工がしやすく、日常生活の中でも目にする機会の多い真鍮だが、ぜひ、そんな視点で見てみてはいかがだろうか。



もしかすると、貴方も真鍮の魅力の虜になるかもしれない?



※本当ならマイナスネジを使いたかったんですけどネ♫


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