ジョージネルソンのアイクロック(92)
目は全てを物語る。なんて言葉もあるように、その人の表情や生きてきた軌跡のようなものが映し出されているように思えて、僕は必ず相手と話すときには目を見るようにしている。
また、僕自身も、「目」に関するデザインやアートが大好きだ。
そんな「目」を時計で表現しているのが、ジョージ・ネルソンのアイクロック。
その名の通り、目の形をした時計だ。
それにしても、このジオメトリックな造形の中に、不思議と愛くるしさというか、コケティッシュな表情を感じるのは僕だけだろうか。
このデザインが生まれたのは、1900年代半ば。
いわゆるミッドセンチュリーの時代なのだが、きっと、当時彼らが思い描いた21世紀というものが、ただ単に技術や科学といった形而下的な発展だけではなく、人間の持つ、「感情」というものに目を向けていたことで、こういったコケティッシュさが生まれたのではないだろうか。
今では、感情を持つロボットなどというものが出てきてはいるが(賛否もあるだろうが)、ある意味、このデザインや時代は、そういったものを生み出す想像のハシリだったのかもしれない。
ちなみに余談なのだけど、アイクロックの下の出窓のような場所、実はあれ、建築家の筒井さんに、「窓の無い窓を作りたい」という要望で作って貰ったもの。
実は、この位置は北側で、光も余計な景色も必要では無かったのだけれど、かといって南から北へ抜けるという風の通り道の関係上、窓を作らなければならず、そういった要望を出した所、筒井さんのアイデアで、壁の中に窓を造るという凄いアイデアで解決してもらったものなのです。
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