singerの工業用ミシン(28)
会社を立ち上げたとき、僕にはある夢があった。
美容だけではなく、ファッションまで提案できたらいいなと思っていたのだ。
そして自社ブランドcover with earthを立ち上げ、デザイナーさんを雇って制作、販売もした。
しかし、当時はまだネットの普及も低く、店頭販売だけでは、なかなか採算が取れなかった。
むしろ、ファッション部門の赤字は相当なものになった。
結果、設立から2年目で、その夢を断念せざるを得なくなったのだ。
そしてそのとき使っていたsingerの工業用ミシンが今、僕の自宅にある。
といっても、僕が裁縫をするわけではない。
意外と思われるかもしれないが、僕はそういった作業は苦手な方で、すっかり嫁に頼ってしまっているのだ。
最近は、そんなsingerの工業用ミシンを使って、クッションカバーや子供服を作ってもらっている。
きっと、その程度の縫製ならsingerの工業用ミシンを使う必要性もないのだろうが、それでも重厚感やディティールはさすがは工業用といった感じだ。
10数年前に夢破れ、何年も会社の倉庫に眠っていたミシンが、今では自宅でそのような使い方をされていることに、正直、複雑な思いが無いわけではない。
しかし、こうして再利用され、また陽の目を見ることになったのは、ある意味このミシンが、そういう運命だったのではないかと思っている。
これからも大事に使ってもらいたいものだ。
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