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design papaカーツの暮らしのいろは |

アートとデザインの境界は、余白量?




僕が考えるアートの解釈というか、そもそもデザインとアートの境界線というか、
そこには本来、明確な境目は無いんでしょうけど、あえて言うなら、それは余白量。



例え、どちらもコンセプチュアルだったとしても、そうでないにしても、
その余白が、対面した人に与える幅というか、解釈の違いの数が、
やはりアートとデザインの境界であるように感じます。



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※TAKURO KUWATA



また、「新たな価値付け」という意味においては、
「こうでなければならない」
例えば、美容は「接客業でなければならない」や、傘立ては、「傘を差すものでなければならない」
「靴は履けるものでなければならない」というある種の概念を超越することから、生まれる気がします。



それは既存へのアンチテーゼのようにも見えますし、過去、現代、未来へと続く文脈の中で生まれる新たな創造とも取れます。



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※ギャラリー KOSAKU KANECHIKA



ともあれ、アートの面白さは、やはり余白量。


その圧倒的な幅に、想像力が掻き立てられます。



アートの余白量を愉しむ?!と思った方は、
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「アートは観るものではなく、触れ続けるもの」





美術館に行って、アート作品を観れば、刺激も感動もあるかもしれません。それをきっかけに芸術家やその作品に興味をもって調べたりすることもあるでしょう。



そういう意味において、アートを美術館などで観る価値はおおいにあると思います。



しかし、それはあくまで【きっかけ】にすぎず、美術館に行っただけでセンスは磨かれるわけでもなく、また暮らしが豊かになるとは限りません。



僕が考えるアートとの距離感?は、【日常の中】にこそあるべきだと思っています。



例えば家具や観葉植物同様に、自然と目に触れ、自然と手に出来るものとして、アートがあれば、それほど豊かな暮らしはないのではないか、と思う訳です。




10年以上前に、我が家を建築家さんに設計してもらった時も、「美術館のような家」を一つのテーマにしました。



それこそ毎日が美術館のような空間で過ごせれば、自分自身のセンスの向上や、子供達の情操教育にもきっと役に立つと考えたからです。




しかし、残念ながら、日本ではまだまだアートは「美術館で観るもの」という価値観から抜け出せていません。あくまで【非日常】が前提なのです。




それでは、人々の意識もセンスも向上しません。大事なことは、日常の中で、「触れ続ける」ことなのです。



それは無意識の中に入り込むような、それこそ毎日顔を洗い続けるような、そんな自然の中で、そのアートのセンスを吸収していくことが、何よりその人のセンスを磨いていくことに繋がる気がするのです。




無意識の【クライテリオン】とでも言い換えれば良いのでしょうか。そんなものが自然に身に付いていたら素晴らしいと僕はいつも思います。





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A SELECTION OF FINNISH MODERN Apr - May. 2020 in SNORK Modern and Contemporary




今回は春の恒例になっているSNORK Modern and Contemporary さんのイベントにお邪魔させていただきました。


今年のテーマは、フィンランドモダニズム。



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それもアアルトやタピオヴァーラといった日本でも知名度のあるデザイナーだけではなく、Aarne Erviや、Olavi Hänninenといった、まだ国内でも知られていないデザイナーの名作家具も厳選して展示しています。



基本、土日祝日営業ですが、アポイントメントで平日も可とのこと。



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より深く、フィンランドデザインや、アートとモダニズムの融合を学べる良い機会ですので、ぜひ、皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。



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余談ですが、うちの中三の息子を一緒に連れて行ったところ、家具の素晴らしさに目覚めたらしく、アアルトの30'Sの傘立てが欲しいと突然言い出しまして、、、


しかし彼が10年近く貯めていた全財産でも足りず、、、、へこんでいたので、その欲しいという思いをちゃんと伝えてごらんとアドバイスをし、本人からSNORKさんに話をしたところ、



「全財産を使い切ってまで欲しいという思いは、決して値引き交渉じゃなく、それは情熱と勇気です。なので今回は特別に、残りは出世払いでいいですよ」というありがたいお言葉を頂き、そのご好意で購入できることに。


実際、僕がその年頃で、全財産を投入する買物ができる勇気があったか?それも「傘立て」に。(まあ、傘立てというよりは、そのものの歴史、雰囲気、デザインを評価したのでしょうが)


たぶん、そんな勇気は当時僕には無かったでしょうね、、、


しかし、お金の価値が全ての優先順位を決めてしまうような今の世の中において、


お金よりも「情熱」や「本質的な価値」を優先した息子の選択と勇気と成長に、すこし感動を覚えましたし、自分もなんだか教えられた気がしました。


PSちなみに、その傘立ては、自分の部屋に飾るらしいです。笑



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父たちよ家へ帰れ



「父たちよ家へ帰れ」とは、僕が敬愛する、建築家、故宮脇壇(みやわきまゆみ)先生の有名な著書のタイトル。



まあ、細かな内容は割愛させて頂くとして、まあ、男性が家やインテリアに無関心で、全て嫁さんに丸投げする現状を嘆いているものなのですが、



宮脇先生亡き後、世の中も変わりつつあり、男性でも建築、インテリアに積極的な方も増えつつある今日この頃。



それでもまだ「家は女性のもの」というある意味、根源的な部分の変化は乏しく、ほとんどの家、もしくは家造りにおいて、女性主導であることは否めません。



もちろん、この状況を全面否定する気はないのですが、やはりそういった家を目の当たりにすると、バランスが悪いな、と思ってしまうのも事実。



それは男女の差とでも言いましょうか、中島みゆき的解釈をすれば「縦の糸と横の糸」という根本の違いとでも言いましょうか、




そのバランスを欠いた建築、インテリアは、場当たり的と言うか、目先だけの安価なものや、流行に左右されすぎているもの、統一感、様々な点において、微妙だな、と思ってしまうのです。



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そもそも男女では、脳の造りが違います。女性は「現実と感性」、男性は「理想と知性」
というと大雑把でしょうが、メトニミーとメタファーの違いが男女にはあるのは事実でしょう。




その違いを上手く融合させてこそ、良い建築、良いインテリアを作ることができるのではないか、と常々思うわけです。



まあ、「織りなす布は誰かを温めうる」というわけです。



さて、そのバランスはすなわち夫婦のバランス(平衡感覚)とも言い換えられます。



家事、育児、仕事、それらを男女で分担することはもちろん夫婦のバランスにおいて重要ではあるのですか、それらのベースになる建築、インテリアこそ、「夫婦融合」するべきではないか、と思うわけです。



そのためには、まず、男(父)が、仕事にかまけずに、建築、インテリアにも少し目を向けましょうね!という話。


奥様がスッピン、ジャージ姿でお迎えしてくる現実はさておき、仕事で疲れて帰った家が心地よく、美しく、優雅だったら最高でしょ?笑


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フィンランドヴィンテージVSデンマークビンテージ(後編)



さて、前回は、概要としてデンマークデザインとフィンランドデザインを比較してきましたが、それが数十年の時を経て、ヴィンテージとなった今、どのようにその評価がなされているかについて、今回は述べて行きたいと思います。



まずデンマークヴィンテージですが、ウェグナー、ユールのプロダクトは、根本的に当時の生産数が少なく(特に職人技術を多く必要としたフィン・ユールのプロダクト)、希少性という意味において、高い評価を受けています。




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また、日本人に限定すれば、デンマークプロダクトの特性である、高級素材、職人の技術、伝統工芸は、日本文化との親和性も高く、高額であるにも関わらず、人気なヴィンテージ家具として確立されています。



と同時に、その支持層は、主に中年層に限定されているのも事実で、その理由としては、まず高級故の金銭的な問題があるのでしょう。


さらにチークやローズウッドなどの木材は、高級感と同時に、シックな印象を与えることもあり、男性に好まれることが多いように思われます。


それに対し、フィンランドで使用される木材は、バーチ材であり、軽快かつポップな印象があり、若年層や女性に人気であると同時に、高級感が乏しいという側面があることから、金銭的な余裕のある中年層の支持が弱いのも事実です。



また、ウェグナーやユールよりも、アアルトやタピオヴァーラのプロダクトは長期にわたり生産されていた(いる)ため、希少性という意味においても低く評価されがちです。



しかしながら、これらデザイナーの初期のプロダクトは、現在、希少性が極めて高く、ウェグナーやユールのヴィンテージ同様に、入手したくともなかなか現地ですら無いというのが現状です。



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ただ意識としては、やはり現場でいくらその希少性と価値を訴えても、年代が違うだけで、同じプロダクトの母数が多いため、その違いを評価する人は少ないように思えます。



また、その支持層が、若年層や女性であることから、金銭面がボトルネックになってしまっている気もします。



それ故に、なかなかそういった希少性のあるフィンランドプロダクトの【価値付け】が進まないのでしょう。


それでも今、世界的にみれば、これら初期に製造されたフィンランドプロダクトは高く評価されつつあるのも事実です。




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既に日本国内で、高く価値付けされているデンマークヴィンテージ、そして、まだまだ価値付けが進まないが、世界的には評価されつつあるフィンランドヴィンテージ。
どちらもその良さがあるのは間違いないと思いますが、今後、デンマークヴィンテージ同様に、フィンランドヴィンテージの価値付けが進んでいくことで、より、北欧ヴィンテージの全体が盛り上がるのではないでしょうか。



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