ハンス・J・ウェグナーのスリーレックシェルチェア(53)
初期に手に入れた椅子ほど、愛着も沸くのだけど、そんな中でも、未だに自分の中で消化しきれない椅子がある。
それが言わずと知れたデンマークの巨匠であるハンス・J・ウェグナーのスリーレックシェルチェアだ。
そもそも僕はどうもウェグナーデザインがしっくり来ていない。
その完成度であったり、デザインの幅であったり、そういったことに関しては、ウェグナーは飛び抜けているし、他の追随も許さないデザインの王様と言っても過言ではないと思う。
ただ、これは完全な好みとでも言えばよいのか、僕とは路線が違うとでも言えばよいのか、その辺りは判然とはしないのだけど、結果、僕のコレクションの中で、ウェグナーの作品はこれ一つだけとなっている。
ただ、このスリーレック、とにかく絵になる。ファインダー越しに映るその曲線と高級感、品格は文句の付けようがない。
これを手にしたきっかけは、イームズのLCWと悩んだ結果、こちらの方が美しいと判断しただけなのだが、その感覚は確かに間違ってはいなかったのではないかとも思う。
ただ同時に、リビングの中の椅子としては、一番、使用頻度が低いのも事実だ。
その理由は先ほど記した通りなのだが、もしかすると、僕の感覚がまだウェグナーの作品に追いついていないというのが理由かもしれない。
いずれ、この椅子は最高!と思える日が来るか来ないかはわからないが、これだけ使っていながら、まだまだ僕はこの椅子の魅力や凄さに気がついていない可能性があるということに、ちょっと嫉妬したり、ちょっと期待したりしている自分がいたりする。
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